| 動画越しでもわかるこの本気度よ |
フェラーリが世界中から厳選したジャーナリストを集めてフェラーリ488ピスタ(PISTA)の試乗会を開催。
場所はもちろんお膝元のフィオラノ・テストトラック。
まずはCar and Driverがオンボード映像を公開していますが、その加速とダイレクトさは動画越しにでも伝わるほど。
これを見ると変速のショックがかなり大きいこと、そして変速時間がかなり短い(変速ショックで頭が揺すられる動きから想像)ことがわかります。
史上最高のハンドリングマシンであるのは間違いなさそう
なお、この「変速ショック」というのは運転している感覚において大きな影響を及ぼすもので、ぼくはランボルギーニ・ガヤルドを購入する際にこれを「重視」。
当時現役であったフェラーリF430にも試乗し、その上であえて変速ショックの大きなガヤルドのほうを選んでいますが、その理由としては「そのほうがスーパーカーに乗っているという雰囲気が出るから」。
加えて「いかにもダイレクトに、(クラッチが)滑ること無くガッツンガッツン繋がっている」という感覚があり、思いのほか購買において重要な意味を持っていたことを思い出します。
同様の意味において、ぼくはクラッチが「滑る」のはあまり好きではなく、トルコン式ATの「滑り」はとうてい許容できない、と考えています。
ぼくは全般的に、直接的かつクイックなフィーリングを好みますが(バイクが好きなのもそのせいかもしれない)、当時はフェラーリF430よりもランボルギーニ・ガヤルドにそれを強く感じたということになりますね。
ぼくが今まで運転したクルマの中でもっとも速い加速を持っていたのは「マクラーレン675LT」ですが、もっとも優れたハンドリングを持っていたと思うのは「フェラーリ458スペチアーレ」。
試乗したのは2014年ではあるものの、今に至るまでこれを超えるハンドリングマシンはないと考えています(アルファロメオ4C、ロータス・エキシージ350もフェラーリ458スペチアーレにはかなわない)。
フェラーリ458スペチアーレに試乗。フェラーリの未来を感じさせるベスト・ハンドリング・マシン
これは車じゃない。戦闘機だ。アルファロメオ4Cに試乗する
【試乗:ロータス・エキシージ350〜前編】パワステなし。重いクラッチ。それでも降りた瞬間にまた走り出したくなる車
そこでぼくが今回思ったのは、「フェラーリ458スペチアーレを超えるハンドリングマシンは、その後継とも言える488ピスタしかないだろうな」ということ。
おそらくフェラーリ488ピスタのステアリングホイールを握ることができる機会は訪れそうにないと考えていますが、とりあえずは動画を見て夢を膨らまそうと思います。
それでは動画を見てみよう
こちらがフィオラノにてストイックに488ピスタを走らせるだけの動画、「2019 Ferrari 488 Pista: Hot Laps at Ferrari's Fiorano Test Track」。
こちらは以前にオートカーが488ピスタのテストを行った動画、「Ferrari 488 Pista 2019 review - 710bhp supercar on road and track」。