| 新型フェラーリは誰もが納得するクルマでなくてはならない |
フェラーリはマラネロ(本社)にて5月31日に「ハイブリッド、1000馬力クラス」のニューモデルを発表する予定ですが、今回はインスタグラムユーザーによってその新型フェラーリの画像が投稿されています。
なお、左のドアに「電圧注意」らしくステッカーが貼られていることからもハイブリッドを搭載するのは間違いなさそうですね。
まだ根強く残る「ディーノ」説
なお、コメント欄を見ると「ディーノ」との言及も見られ、未だこのニューモデルについてディーノだと見る向きもあるようです(これまで、ディーノが登場するのであればエントリーモデルになるだろうと予想されていた)。
ちなみにオリジナルの「ディーノ」について、フェラーリが販売機会拡大のために投入したV6エンジン搭載モデルで、当初この「ディーノ」はフェラーリのディフュージョンブランドという扱い。
なぜならばエンツォ・フェラーリは「V12エンジン搭載車以外はフェラーリと呼ばない」というほどマルチシリンダーにこだわっていて、V6エンジン当社に「フェラーリ」エンブレムを取り付けることは、フェラーリブランドを毀損することになりかねないと判断したのでしょうね。
ただ、今回のニューモデルについて、ディーノとの関連性を思わせるところもチラホラ。
たとえばリアフェンダーの盛り上がりは(カモフラージュ越しにでも)「ディーノ」を連想させますし、リアハッチ付近の偽装からは「(ディーノ同様の)トンネルバックを持つんじゃないか」とも。
先日VIP向けに送付された案内状では、今回のニューモデルが「丸4灯」テールランプを持つことがわかりますが、これもディーノの特徴ですね。
なお、この「新型フェラーリ」について、そのエンジンは3.9リッターV8ツインターボ(にハイブリッド)とみられるものの、一部では「V6説」も。
もしV6だとすると、多くのフェラーリファンは「V6エンジン搭載のフェラーリ」を許容できないと思われますが、「ディーノ」の名がつくのであれば”話は別”なのかもしれません。
新型フェラーリは「フェラーリの過去と未来」とを結ぶモデルとなるはずだ
新型フェラーリの出力は1000CV、つまり986馬力となることが明かされていますが、これが新世代のフェラーリを象徴するモデルになることは間違いなく、その新しい時代の幕開けとして、誰もを納得させるために用いられるのが「1000CV」、そして「ディーノ」の名、もしくはディーノの持つデザインである可能性もまた否定できないと考えています(ポルシェがケイマン/ボクスターを4気筒化するにあたり、”718”を免罪符として用いたように)。
なお、フェラーリは「モンツァSP1/SP2」で過去のクルマをそのデザインモチーフとして反映させたり、F8トリブートでも過去のV8モデルを強く意識したデザインを取り入れています。
もちろんこれまでも「フェラーリの輝かしい歴史」を新型車に落とし込んでは来たものの、ここ最近その傾向が顕著になっていて、よって新型フェラーリでも「過去と未来とを結びつける」なんらかの手法が採用される可能性は高そうですね。
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