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【動画】フェラーリを愛したものの、フェラーリからは愛されず限定モデルを売ってもらえなかったコレクター。それでも「最も高価なフェラーリ」を所有するナゾ

2019/08/06

| これだけのフェラーリコレクションは世界中を探してもそうそうない |

さて、今回はユーチューバー、Shmee150氏が高名なフェラーリ収集家のコレクションを紹介。
このコレクターはプレストン・ヘン氏といい、フロリダにて今回の動画にて登場する「SWAP SHOP」なる施設を経営していた人物(過去形になっているのは、昨年に亡くなったから)。

なお、同氏は過去にラ・フェラーリ・アペルタをフェラーリから売ってもらえなかったことに腹を立て、フェラーリ相手に訴訟を起こしたことも。

ただ、プレストン・ヘン氏は「世界で最も価値のあるクラシックフェラーリ」を所有しており、クーペ版のラ・フェラーリは普通に売ってもらえているようですね。

そのコレクション内容は聞きしに勝るものだった

そしてこのスワップ・ショップは広大な敷地面積を有しており、ドライブインシアター、フードコート、各種ショップなどが敷地内に存在。
その敷地内にフェラーリやポルシェ、そのほかエキゾチックカーやレーシングカーが展示されています。

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そしてミュージアム内に展示されているラ・フェラーリ。
なお、プレストン・ヘン氏がフェラーリを訴えた経緯としては、ラ・フェラーリ・アペルタが発表された際、同氏が当時のフェラーリCEOであったセルジオ・マルキオンネ氏あてにラ・フェラーリ・アペルタ購入代金を小切手で送り(つまりはそれくらいの間柄)、しかしフェラーリは「あなたにラ・フェラーリ・アペルタをお売りすることはできません」という手紙とともにその小切手が返送されてきたことがことの発端。

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なお、この際フェラーリは「あなたはラ・フェラーリ・アペルタにふさわしい人物ではないというコメントも記しており、プレストン・ヘン氏は自身のメインの職業が「チューニングショップ」ということが原因で拒否されたと思い込んで、「職業で差別するな」と憤慨した、と伝えられています。

ちなみにフェラーリは購入者のSNS等をチェックしており、限定モデルについてはその購入対象を厳しく選んでいるようですね(ラ・フェラーリ・アペルタあたりからこの傾向が強くなっている)。

そのほかにはデイトナのオープンも。

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デイトナのオープンモデルは122台のみしか製造されなかったという希少車で、こういったモデルを所有していることを考えるに、やはりプレストン・ヘン氏はそれなりのコレクターであったと言えそうです。

テスタロッサ。
ミラーが「片側のみ」という北米仕様ですね。

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F40。
この他にも、いわゆる「スペチアーレ」と呼ばれるモデルはほぼ所有しているように見えます。
そのほか488などフェラーリ多数。

そして、プレストン・ヘン氏もフェラーリのコーポレートカラーである「イエロー」、そしてフェラーリのレーシングチーム”スクーデリア・フェラーリ”を象徴するカラーのイエローばかりを所有しているところから見て、相当なフェラーリ愛が感じられる人物だと思います。

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もちろんエンツォフェラーリも。

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かなり希少な458スペチアーレA。

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やはり入手困難な限定車、F12tdf。
ほぼ全ての限定モデルを手に入れているところを見ると、「ラ・フェラーリ・アペルタ」だけを売ってもらえなかったようですね。

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512のオープン。
本来は「存在しない」モデルのはずで、ということは「自分で屋根をぶった切った」のかも。

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シューマッハがチャンピオンを決めた際のF1マシン。
これを見ると相当荷室の高いコレクションだと言えそうですが、プレストン・ヘン氏のどこがフェラーリに認められなかったのはナゾであります(上の512のような改造がフェラーリの機嫌を損ねたのかもしれないし、フェラーリを商用利用しているところが反感を買ったのかも)。

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そしてこちらがShmee150氏が満面の笑みで紹介する、「最も価値の高いフェラーリ」、275GTB/Cコンペティツォーネ。
3台のみが製造された中の一台で、1965年のル・マン24時間レースにてクラス優勝を果たした個体。

あの250GTOの後継として作られたもので、その相場も250GTOより「上」。
つまりはもっとも高価なフェラーリということになりますが、それはつまり「世界でもっとも高価なクルマということを同時に意味します。

当然ながらこのフェラーリ275GTB/Cコンペティツォーネはプレストン・ヘン氏の大のお気に入りで、フェラーリコレクターがこのフェラーリを売ってくれと(生前のプレストン・ヘン氏に)申し入れたところ、「二度とその話を自分の前でするな」と一喝されたというエピソードも。

なお、2016年に公開されたフェラーリのワンオフモデル、SP275 RW コンペティションのモチーフとなったことで知られます。

ポルシェのコレクションもハンパない

そしてプレストン・ヘン氏のコレクション対象はポルシェにも及んでおり、その数も相当なもの。
なお、動画を見る限りでは、ロードカーよりもレーシングカーのほうが多いようで、962など「相当に高価」な車両もあるようです。

911RSR。
ボディはフルカーボンのようですね。

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911GT1。
珍しい「イエロー」です。

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918スパイダー。
こちらはマルティニカラーで、やはり同氏は「レース、そしてレーシングカーの歴史」が好きなのでしょうね。

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その他にもエキゾチックカーがたくさん

ホンダNSX。
ちなみにプレストン・ヘン氏はラ・フェラーリ・アペルタを売ってもらえなかった際、「フェラーリよりもNSXのほうがいい」と大々的に触れ回ったことがあります。

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カーコレクターには大人気のメルセデス・ベンツSLRマクラーレン。

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フォードGTほか、コルベットなどマッスルカーも。

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VIA:Shmee150

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