| ちなみにそれらのオーナーはほとんどが中東から |
さて、ロンドンにおける夏の風物詩と言えば「中東オーナーの所有するスーパーカー」。
中東の人々がロンドンへ避暑のためにやってきて、そこで乗っているスーパーカーで溢れかえっている、という状況です。
なお、中東ナンバーのクルマもあれば、ロンドンのナンバーをつけているものもあり、前者は中東から持ち込んだもの、後者は「ロンドンにも拠点がある」人が現地で登録したものだと思われます。
動画を見るとフェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、ポルシェが多く、意外やアストンマーティンは少ない模様。
今後アストンマーティンは「ヴァルキリー」「ヴァルハラ」を発売し、その後にもミドシップ化されたヴァンキッシュを発売し一気にスーパーカー色を強めますが、「今後に期待」といったところですね。
カスタム車両が多いのも中東オーナーの特徴
そして動画を見ると気づくのは「カスタム車両が多い」ということ。
中東の人は資金が豊富なので「スーパーカーを買う」のは日常茶飯事でもあり、その先に考えるのが「どうすれば人と違うクルマに乗れるのか」ということなのかもしれません。
そこでカスタムに手を出すことになりますが、相当数をカスタムしてきた人が多いようで、かなりセンスの良い、まとまりのあるカスタムを行うのも一つの特徴(ここは中国と大きく異る)。
このランボルギーニ・アヴェンタドールはターコイズをアクセントに用いていますが、インテリアもやはりターコイズ。
こちらはマットブラックにグリーンアクセントのウラカン。
中東の人々はアクセントの使い方が上手な場合が多く、さらに使う色の数も最小限にまとめることが多いようですね。
このアヴェンタドールSVも、リアフェンダーの「SV」文字とディフューザーのアクセントが同色(イエロー)。
色とりどりのランボルギーニたち。
もはや「定番」といえるくらい数が多いアヴェンタドールSV。
パープルもかなり好まれるカラーのようです(ミントグリーンも好まれる)。
そしてポルシェ918スパイダーも大人気(動画には複数台出てくる)。
フェラーリは「伝統重視」
もちろんフェラーリも相当数が走っていますが、中東の人は自動車メーカーの伝統を重んじることも多く、フェラーリの場合は「フェラーリらしい」カスタムをしたり、カラーを選ぶことが多いように感じます。
こちらはシックなカラーの458スペチアーレ。
イタリアントリコローレな488GTB。
マクラーレンもけっこう多い
中東の人々に人気が高いのがマクラーレン。
マクラーレンがかつて「F1」を発売したころはマクラーレンの知名度が低く、中東ではあまり売れなかったと言われるものの、現代のマクラーレンは「中東で大人気」。
マクラーレンの人気が高いのはおそらく「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」によるカスタム可能性が高い、ということがあるのかもしれませんね(とにかくカスタムしたい人が多い)。
オレンジアクセントを持つマクラーレン600LT。
めずらしくノーマルの570S。
こちらも色のまとまりが良いマクラーレン650Sスパイダー。
それでは動画を見てみよう
以下が8月のロンドン、そしてモナコ、カンヌなど避暑地を走っているスーパーカー/ハイパーカーを収録したコンピレーション動画。
ブガッティ・シロンやランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスターの姿も拝めます。