| ボディカラーはかつてのアルファロメオのレーシングカーに採用された”ロッソ・ロビーナ” |
ロンドンに拠点を構えるハイエンドカーディティーラー、「トパーズ・ディティーリング」がフェラーリの限定モデル「モンツァSP2」にプロテクションフィルムを施工する様子を公開。
このモンツァSP2はなかなかに珍しいボディカラーを持っていますが、かつてのアルファロメオ製レーシングカーに採用されていた「ロッソ・ロビーナ」、そしてストライプは「グリージョ・フェロ」。
フェラーリ・モンツァSP2は「モンツァSP1」とともにごく少量(499台)のみが限定にて生産されますが、フロントに6.5リッターV12エンジンを積むクラシカルなスピードスター。
そのスタイリングについては、750モンツァ(MONZA/1954年)、860モンツァ(1956年)、フェラーリのバルケッタ(オープンモデル)の元祖でもある166MM(1948年)のエレメントを反映させた、としています。
フェラーリが50年代にインスパイアされた新セグメント「Icona」発表。第一弾として「モンツァSP1」「モンツァSP2」登場
ボディパネルはすべてカーボンファイバーにて成形され、フロントウインドウ「レス」。
わずかばかりの「リップ」が設けられており、これによって乗員への「風の直撃」を和らげるのでしょうね。
画像ではちょっとわかりにくいのですが、ハミタイ気味のリヤタイヤを法規に適合させるための小さなフラップまでももがヴィジブル(折り目の見える)カーボン。
モンツァSP1/SP2のベース車両は812スーパーファスト、そしてエンジンは6.5リッターV12、出力は810馬力。
全長は4657ミリ、全幅1996ミリ、全高1155ミリで、フェラーリ812スーパーファストの4657ミリ、1971ミリ、1276ミリに比較して「広く低い」ディメンションションを持ちます。
モンツァSP1は「一人乗り」、モンツァSP2は「二人乗り」。
モンツァSP2のコクピット内には、運転席と助手席を分断するブリッジが貫通しています。
モンツァSP2へのプロテクションフィルムはこうやって施工する
トパーズ・ディティーリングでは洗車にもこだわりを見せていて、使用するのは温水のみ、そして工程そのものも「10以上」。
細かいところは馬毛ブラシで汚れをかき出してゆく、とのこと。
その後はプロテクションフィルム施工。
トパーズ・ディティーリングでは、独自の型紙を使用しており、通常よりも「大きめ」にカットされているのがミソ。
グリルの奥にまでフィルムを押し込み、フィルムを貼ったことがわからないように施工。
モンツァSP2は「ディヘドラル・ドア」を採用していますが、その内側もボディパネルと一体化。
こういった複雑な構造にも難なく対応してゆきます。
パネルのとパネルとの継ぎ目にもフィルムを巻き込むというこだわりよう。
こちらはルームミラーですが、こういった複雑な部分にまでもしっかり貼り込んでいるようですね。
VIA: Topaz Detailing