| ボディカラーはフェラーリ純正色のマットグレー |
SEMAショー(2019)出展のためにカスタムされたフェラーリF12ベルリネッタが米ebayに登場。
見るからにイカツいエアロパーツが装着されていますが、これはクリエイティブ・ビスポークなるショップによって製作された車両です。
見るからに過激なエアロパーツを身にまとい、しかし驚かされるのはそのルックスだけではなく販売価格で、なんと邦貨換算で3580万円ほど(F12の中古相場を遥かに超える)。
カスタム内容としてはデューク・ダイナミクス(Duke Dynamics)によるカーボン製ワイドボディキットがメインとなりますが、これはオリジナルデザインの前後バンパー、ボンネット、前後オーバーフェンダー、リアウイング、リアディフューザーが含まれるもの。
これまでのクリエイティブ・ビスポークのカスタム車両について、自社デザインのエアロパーツを使用することもあった(ブランドミックスも得意技)ようですが、このフェラーリF12についてはデューク・ダイナミクスで統一しているようですね。
外装だけではなくパワーアップも
フェラーリエンブレムはイエロー地からレッド地へと変更されていて、これはほかのクリエイティブ・ビスポーク製カスタムフェラーリにも見られる特徴(レッドアクセントが好きらしい)。
クリエイティブ・ビスポーク(Creative Bispoke)はアメリカのエキゾチックカーディーラー兼カスタムショップで、相当に過激なカスタムを行うことで知られますが、走行性能面でのアップグレードよりも外観の変更を重視しているために「見た目の割にコストが安上がり」なことでも有名で、一部では結構人気があるようですね。
これまでにもランボルギーニ・アヴェンタドール、フェラーリ488スパイダー、メルセデスAMG GTなどを手がけていて、西海岸あたりでは時おり目撃されることもあるようです。
このフェラーリF12ベルリネッタについては一層過激な仕様を持っていて、ホイールはワイドボディにあわせてリムの深い3ピース鍛造へと変更され、サスペンションにはノヴィテック製をチョイス。
なお、このボディカラー(マットグレー)はフェラーリ純正としても用意される”Alluminio Opaco”だそう。
クリエイティブビスポークにしては珍しくパワーアップも行っており、ECU変更にて出力は800馬力まで向上している、とのこと。
エキゾーストシステムもFI(Frequency Intelligent)エキゾースト製へと変更され、エキゾーストマニホールドや触媒も変更されているため、相当に破壊的なサウンドを奏でそう。
上から見ると、フロントフェンダー、そしてリアフェンダーの出っ張りが分かりますね。
フロントリップはかなり出っ張っているので、気をつけないとすぐに擦ってしまうことになりそうです。
こちらはフェラーリF12ベルリネッタのインテリア。
見たところ、内装には手が入っていないようで、ノーマル状態を維持している模様。
ただしトランクルームにはアンプやウーファーが取り付けられ、このあたりはまさに「SEMA仕様」。
シートもおそらくはノーマルのまま。
このフェラーリF12ベルリネッタについて、カスタム費用は総額1400万円ほどもかかっているそうですが、この種のカスタムが好きな人には「たまらない」一台かもしれませんね。
VIA: eBay