| リマックはすでに各メディアを招いて空港にてイベントを開催していたようだ |
リマックの公称値は「理想値」ではなく本当に出せる数字だった
さて、ついに発表されたリマックC_Twoの市販モデル、「ネヴェーラ(Nevera)」。
1,914馬力、その0−100km/h加速は1.97秒という破格ぶりが話題ですが、今回なんとそのリマック・ネヴェーラとフェラーリSF90ストラダーレとの加速競争動画が公開されることに。
ここでその内容を見てみましょう。
フェラーリSF90ストラダーレは破格の「1000馬力」
フェラーリSF90ストラダーレは3.8リッターV8ツインターボに3つのエレクトリックモーターを組み合わせて1000馬力を発生し、0-100km/h加速2.5秒、最高速度340km/hというパフォーマンスを誇ります。
ガソリンエンジンは8速デュアルクラッチ・トランスミッションを介して後輪を駆動し、エレクトリックモーターの一つはトランスミッションとエンジンとの間に搭載されてガソリンエンジンのトルクを補いますが、残る2つのエレクトリックモーターはフロントアクスルに搭載されることで左右それぞれのホイールを駆動します。
なお、フェラーリSF90ストラダーレの価格は5340万円。
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リマック・ネヴェーラはその「倍」の1,914馬力
そして対するリマック・ネヴェーラについて、こちらはフェラーリSF90ストラダーレのほぼ倍となる、なんと1,914馬力を発生するという規格外のハイパーカー。
搭載されるモーターは4つ、0−196km/h加速は1.85秒、0−100km/h加速は1.97秒、ゼロヨン加速は8.6秒、最高速は412km/hだと発表されています。
価格については2億7000万円なので、フェラーリSF90ストラダーレの5倍以上ということになりますね。
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実際にゼロヨンを走ってみたらこうなった
そしてフェラーリSF90ストラダーレとリマック・ネヴェーラとの加速勝負。
驚くべきことにスタートはほぼ互角か、フェラーリSF90ストラダーレのほうがリードしています。
ただしそこからリマック・ネヴェーラが前に出て・・・。
怒涛の加速!
もう画面から消え去る勢いにて加速します。
なお、ゼロヨンタイムは8.62秒なので、公称値とほぼ同じタイムが出ているということになりますが、リマックが掲げる公称値は「理想的な路面状況にてのみ達成される数値」だとされ、それはつまりグリップのいいサーキットにて、ということになりそう。
よって、今回のテスト会場となった「路面の固い」クロアチアの空港ではこの数値が出ないだろうと目されていたようですが、思いがけずしっかりタイムが出ており、これには自身でステアリングホイールを握ったメイト・リマック氏もちょっと驚いたようですね。
参考までにフェラーリSF90ストラダーレのゼロヨンタイムは10.0秒(このタイムもかなり速い)。
フェラーリSF90ストラダーレとリマック・ネヴェーラとの加速対決動画はこちら
リマック・ネヴェーラの動画はほかにも公開済み
なお、リマックは公開前に各メディアを招いてネヴェーラの発表会と試乗イベントを行っていたようで、現時点でもいくつかのメディアがその様子をYoutube上にて公開中。
今後もいくつかの動画が公開されることになるかと思われますが、そのいくつかを紹介したいと思います。