| それにしてもデイトナSP3のボディの「くびれ」がスゴい |
これまでのフェラーリとは色々と異なる部分があって興味深い
さて、フェラーリはつい先日、最新の限定ICONAシリーズ「デイトナSP3」をオンラインにて公開したところですが、今回はそれに先駆けての開催となる「フェラーリ・フィナーリ・モンディアリ2021」にて展示されていた実車を収めた動画が公開されています。
動画をアップしたのはおなじみShmee150氏で、展示されているフェラーリ・デイトナSP3のボディカラーはパールホワイト、そしてストライプはシルバー(両方ともマットフィニッシュ)。
フェラーリ・デイトナSP3はおそらく「自然吸気のV12エンジンのみで走る最後のミドシップフェラーリ」となる可能性が高く、そのため高い注目度を誇っていたようですね。※来年にもまた、新しいICONAモデルが追加されるとは報じられている
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実際のフェラーリ・デイトナSP3はこんな感じ
そして実際のフェラーリ・デイトナSP3ですが、動画を見るとフェンダーミラーがかなり大きいという印象。
もちろん後方視界を確保するためにはこのサイズが必要なのだと思われますが、けっこう目立つように思います。
なお、通常はフロントフェンダー上に入るフェラーリのシールドエンブレムは(フロントフェンダー上にそのスペースがないので)ドアへと移動。
「ディヘドラルドア」を採用しており、これは「かつてのレーシングカー」を意識したものだと公式に発表されています。
ちなみにドアにインテークが追加されたことで(ほかのミドシップフェラーリにある)リアフェンダー上のエアインテークが不要になったとアナウンスされていますが、ドア上部から取り入れたエアはドア内部を通り・・・。
おそらくはラジエターを冷やした後、リアフェンダー上部から排出されるようですね。
排出口はこう。
リアフェンダーの盛り上がりは相当に大きく、肉眼で見るとかなり驚かされることになりそうです。
ドアハンドルはおそらくこれ。
ローマと同じく「プッシュ」する形式だと思われますが、かなり低い位置です(美観のため、隠したかったのだと思われる)。
それにしてもリアのフィンは「びっくり」な形状。
250 P5 ベルリネッタ・スペチアーレを意識したデザインだと推測しますが、フロントにも同様の処理が見られます。
テールパイプは「センター出し」、そしてフェラーリの跳ね馬エンブレムは「フローティングマウント」。
フェラーリ・デイトナSP3のインテリアはこうなっている
そしてこちらはフェラーリ・デイトナSP3のインテリア。
デイトナSP3のシートは車体に固定されているので、ペダルセットを動かすことでドライビングポジションを調整します。
左右シートはセンターコンソールの上で合体しており、センターコンソール上には最新のカードキーを収めるスペースがあり、シフトセレクターはSF90ストラダーレ/スパイダー、ローマにて採用された「航空機のスロットルレバー風」デザイン(ただしデイトナSP3向けにアレンジされている)。
ステアリングホイールやメーターもSF90ストラダーレ/スパイダー、ローマと同じものが使用されています。
ステアリングホイールには静電式タッチパネルが内蔵され、両手を離さず、車両の機能の80%をコントロールできる、とのこと。
ヘッドレストは超コンパクト。
左右ヘッドレストに間には透明の樹脂パーツが存在します。
もちろんデイトナSP3の予定生産台数はすべて完売済みだと思われ、限定フェラーリを購入できる資格については情報をいただいていて(ありがとうございます)、最優先で限定フェラーリを購入できるのはF1ドライバー、その次が世界的著名人(誰でも知っているスポーツ選手など)、そして一般オーナーの中ではフェラーリチャレンジに参加している顧客だといい、インフルエンサーも優遇される傾向にあるものの、やはり重要なのはこれまでの購入履歴、とのこと。
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フェラーリ・フィナーリ・モンディアリはこういったイベント
なお、今回デイトナSP3が発表されたのはフェラーリ・フィナーリ・モンディアリにおいてですが、これはフェラーリ・チャレンジのシーズンを締めくくるもので、コルセ・クリエンティ、XXプログラム、チャレンジ・レースなどイベントが盛りだくさん。
ただ、モータースポーツ一色ではなく、こういったマーチングバンドも登場してその場を盛り上げます。
さらにはF1マシンの走行も!
そしてロッソ・マグナのフェラーリ・デイトナSP3、そしてオマージュ元の330 P4、330 P3/4、412Pも登場。
なお、「デイトナ」という名称は、フェラーリが1967年のデイトナ24時間レースにおいて、フェラーリが1-2-3フィニッシュを飾ったことを記念して名付けられたと紹介されており、そのシーンを再現するのかもしれません。