| この3台が集まる場面自体が珍しい |
ここまで僅差で勝敗が決する例もそうそうない
さて、これまでにも様々なハイパーフォマンスカーのドラッグレース対決を公開してきたCarwowですが、今回はフェラーリF8トリブート、ポルシェ911GT2 RS、マクラーレン765LTといったトップランカーたちのバトルを収録し公開しています。
なお、これらの共通点としては「後輪駆動」そして「ターボエンジン」、「デュアルクラッチトランスミッション」。
相違があるのはエンジン搭載位置で、ポルシェ911GT2RSのみが「リアエンジン(ほかはミッドエンジン)」となっています。
今回の顔ぶれはこうなっている
そして今回のドラッグレースに参加する顔ぶれですが、まずはポルシェ911GT2 RS。
2018年から2020年にかけて限定生産され、3.8リッター・フラットシックスをツインターボで加給して700馬力を発生します。
ニュルブルクリンクの市販車ランキングにてトップを獲得したこともあり、かのワルター・ロール氏をして「人間の限界を超えている」と言わしめたパフォーマンスを持つクルマです(ほかのポルシェ911同様、ドラッグレースよりもサーキットで本領を発揮するクルマでもある)。
車体重量は1390キロ、トランスミッションは7速デュアルクラッチ。
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次はフェラーリF8トリブート。
488GTBの後継モデルとして2019年にデビューしており、3.9リッターV8ツインターボは720馬力を絞り出します。
488ピスタに準ずるメカニズムを持っており、フェラーリいわく「488ピスタのパワーは欲しいが、488ピスタほどの過激さを要しない人向け」のクルマなのだそう。
車体重量は1330kg、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、0-60マイル加速は公称値で2.8秒というスペックを誇ります。
最後はマクラーレン765LT。
絶対王者たるマクラーレン720Sのハードコアモデルであり、搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボ、最高出力は765馬力、車体重量は1229kg、トランスミッションは7速デュアルクラッチ。
0-60マイル加速の公称値はなんと2.4秒です。
実際に走ってみたらこうなった
そしてここからは実際にドラッグレースを走った結果ですが、このメンバーであれば正直どのクルマが勝ってもおかしくはない、という感じですね。
スパっと出たのはポルシェ911GT2 RS、そしてわずかに遅れてマクラーレン765LT、そしてちょっと遅れてフェラーリF8トリブート。
そこから伸びたのがマクラーレン765LT、そしてフェラーリF8トリブート。
まっさきにゴールしたのはマクラーレン765LTでタイムは10.1秒。
次はポルシェ911GT2 RSの10.5秒。
そしてフェラーリF8トリブートの10.6秒。
「パワーに優れ、軽量な」マクラーレン765LTが勝利を収めることとなっていますが、それに次ぐポルシェ911GT2 RSは(出だしの良さを見るに)リアエンジンならではのトラクションを生かしたということになりそうです。
やはりポルシェのブレーキは宇宙一?
そしてこちらは走行状態から一斉にフルブレーキングを行った状態ですが、もっとも停止距離が短いのは(いちばん車体重量が重いにもかかわらず)ポルシェ911GT2RSで、さすがは「宇宙一よく効く」と言われるブレーキを持つポルシェ、といったところですね。
ポルシェ911GT2RS、マクラーレン765LT、フェラーリF8トリブートが加速を競う動画はこちら
参照:carwow