200万円以下で買えるフェラーリ？オークショに「フェラーリ400iのリムジン」が登場予定、エンジンを買うつもりで入札しても良さそうだ

｜ フェラーリ360モデナのリムジンは複数存在するが、この400iのリムジンははじめて見た ｜

落札したところで使いどころが難しい

さて、バレットジャクソンが開催するオークションに「もっとも安く買える可能性があるフェラーリ」が登場するとして話題に。

このフェラーリは1981年製の「400i」をリムジン化した車両で、昨年の11月には2万ドルで落札されたことがあると報じられています。

フェラーリ400iそのものは1979年に登場しており、（1976年に発売された）400GTにボッシュ製Kジェトロニック型インジェクションを装着したフェイスリフトバージョンという位置づけで、搭載されるエンジンは4.8リッターV12、最高出力は310馬力、最高速度は240km/hというスペックを誇ります。

その経緯や詳細は全く不明

なお、出品に際してこのフェラーリ400iリムジンの詳細は公表されておらず、よってなぜリムジン化されたのも不明です。

加えてリムジン化された時期も不明ではありますが、直前のオーナーは長期間の使用に耐えうるように構造部品を再溶接したといい、現時点の走行距離は（新車時から）15,000マイル（24,140キロ）。

なお、長さも不明ですが、ドア一枚分ほど延長されているようにも見えますね。

そしてリムジンっぽく車体上部がブラックアウトされており、ここだけみると「まんまリムジン」。

おそらくホイールは社外品、しかしセンターキャップはフェラーリ純正のようにも見えますね。

一般に「フェラーリのリムジン」はレンタル用として作られることが多く、とくにラスベガスあたりで観光客向けに貸し出されることが多いと言われます。

エンジンはおそらくノーマルのままだと思われ、もともとのパワフルさを考慮すると、リムジン化され重量がかさんだ車体も楽に動かすことができるかもしれません。

なお、機関についてちゃんと動作するかどうかについては触れられておらず、落札にはリスクが伴う可能性がありそうですが、ちゃんとクルマが動かなくても、「フェラーリのV12エンジン」だけは手に入るということに（それだけでも価値はありそうう）。

フェラーリ400iリムジンのインテリアはこうなっている

そしてこちらはこのフェラーリ400iリムジンのインテリア。

見たところノーマルのようにも見えますが、おそらくは内装レザーが張り替えられているもよう。

センターコンソールには1DINサイズのオーディオが抜かれた跡があり、そのほかの機能についても、ちゃんと機能するのかどうかは記載がないので不明です。

こちらはフェラーリ400iリムジンの後部座席。

向かい合って座る形式を持っていて、さほど豪華な仕様が与えられているわけではないものの、なかなかに快適そうなインテリアだと思います（ルーフから何かペロンとパーツが外れてぶら下がっている）。

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参照：Barrett-Jackson