【動画】2.5億円の限定フェラーリ、「デイトナSP3」のテスト車が目撃される！やっぱり実際に走っている姿は迫力があるな・・・

｜ とにかくリアフェンダーのマッスル度がハンパない ｜

これまでのフェンテーフェラーリと比較するとその特殊さが際立っている

さて、スーパーカーストーカー、Varryx氏がフェラーリ・デイトナSP3のプロトタイプを動画に収めることに成功。

動画を見ると、フェラーリの本社付近で「出待ち」しているユーチューバーがけっこういるようで、これを生業としている人がけっこういるのかもしれません。

このフェラーリ・デイトナSP3はフェラーリの展開する少量限定シリーズ「ICONA（フェラーリの公式サイトではイーコナと表記）」の第三弾で、モンツァSP1/SP2に次ぐスーパーカー。

このICONAシリーズはフェラーリの伝統と最新テクノロジーとを組み合わせるというコンセプトを持っていますが、車体デザインについては、過去のフェラーリの（特定モデルではなく）複数モデルへのオマージュとなっていることが特徴です。

なお、今回目撃されたプロトタイプは限りなく市販モデルに近いように見えますが、モンツァSP1/SP2についても発表から発売までの間に小変更が加えられているので、デイトナSP3もロードテストの結果、なんらかの変更を受けるのかもしれませんね。

フェラーリSP3デイトナはこんなクルマ

先にICONAシリーズとして発売されたモンツァSP1/SP2はV12エンジンを積んでいましたが、このデイトナSP3も「フェラーリの誇り」であるV12エンジンを搭載しています（ただしモンツァSP1/SP2とは異なり、リアミッドに搭載）。

このエンジンは812コンペティツォーネと同じく830馬力仕様ですが（レッドゾーンはなんと9,500回転）、軽量チタン製コンロッド、低摩擦ピストンピン、軽量かつバランス取りが行われたクランクシャフトが採用され、そのレスポンスを高めている、とアナウンスされています。

車体そのものはラフェラーリをベースにしていると言われ、その名はフェラーリの伝説的なレーシングカー、330 P3/4、330 P4、412 Pが1967年の”デイトナ24時間レース”で1−2−3フィニッシュを達成したことから。

デザイン的なところだと、ラップアラウンド・ウィンドスクリーンはP3/4との関連性を感じさせ、ダブルクレストのフロントウイングは512S、712 Can-Am、312 Pといったレーシングカーを想起させます。

ヘッドライトには可動式パネルがあり、これはかつてのスーパーカーの特徴であった「リトラクタブルヘッドライト」を現代風に再現したもの。

JUN

リアフェンダーは超マッチョ！

リアには非常に特徴的な「ブレード」を備え、これはフェラーリいわく「未来的であると同時に、フェラーリのDNAに由来する特徴を示す外観」。

加えてアクティブ・エアロダイナミック・エレメントを使用しないロードカーとしては、これまでで最も空気力学的に効率的なモデルだともアナウンスされています。

ちなみに全高は1,142ミリで、近年のフェラーリとしてはかなり低い部類です（デザイナーがフラビオ・マンゾーニに交代してから、フェラーリの全高がこれまでに比べて低くなっている）。

JUN

ウインカーはこんなふうに光る！

フェラーリ・デイトナSP3の限定台数はモンツァSP1/SP2の499台よりも多い599台で、価格は200万ユーロ（約2億5000万円）だと言われますが、購入権はモンツァSP1/SP2のオーナーに優先して与えられるといい、しかしほとんどのモンツァSP1/SP2のオーナーがデイトナSP3を購入すると思われ、そこで「＋100台」という設定となったのかもしれません（でないと買えない人が続出）。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ、そして駆動輪は後輪のみ、もちろんハイブリッドなしというピュアなクルマで、0−100km/h加速は2.85秒というフェラーリのロードカー史上最速クラスのタイムを誇ります。

テスト中のフェラーリ・デイトナSP3を捉えた動画はこちら

合わせて読みたい、フェラーリ・デイトナSP3関連投稿

参照：Varryx