| フェラーリの工場は意外と「昔ながら」の部分もあった |
フェラーリの一部を作る作業に参加できるとはうらやましい
さて、前トップギア、現グランドツアーのパーソナリティ、ジェームズ・メイがフェラーリの工場を訪問。
これは「ジェームズ・メイ(James May))」という新シリーズ、そしてその中の「アワー・マン・イン・イタリー(Our Man in Italy)」の撮影のためだそうですが、今回公開された動画ではフェラーリの工場を訪れ、エンジンやキーホルダーを作ったり、フィオラのサーキットにてローマをドライブする様子が収録されています。
エンジンブロックは砂型で製造
そしてまずはエンジンブロック(シリンダーブロック)の製造を体験することになり、こちらはV8エンジンの砂型。
説明を受けつつちょっとだけ作業に参加します。
ちなみにこちらは砂型鋳造にて作られたエンジンブロック。
ジェームズ・メイいわく「鋳造工場は、エンジンの大きな部品を鋳造するところです。砂と火と金属が、まるで大鍋を囲む魔女のように、うなりを上げるマシンの心臓を生み出す場所なのです」。
見渡す限りエンジンブロックの山!
時々公開されるフェラーリの工場の動画などでは「最新設備」を用いて車両を組み立てる様子が見られますが、このエンジンブロック製造ラインのように、けっこう「昔ながら」の環境や方法にてパーツを作っているラインも存在するようですね。
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フェラーリのキーホルダーも砂型にて
そして次はキーホルダーの製造にも参加。
エンジンブロック制作過程では重要な作業を行うことはできなかったものの、こちらは製造に関わる多くの工程を経験しています。
砂型を作るため、箱の中に原型を入れ、その上に鋳物砂をかけ・・・。
しっかり固めてゆきますが、こういったツール一つとっても「レッド」にペイントされているところが「さすがはフェラーリ」ですね。
そして砂型を取り出すとこう。
これにフタをして・・・。
溶けたアルミニウムをその隙間に流し込みます。
こういった小物は下請け(サプライヤー)にて作っているかと思っていたものの、まさかの「自社製造」となってちょっとびっくり。
そして砂型をハンマーで割って取り出したのがこちらのキーホルダーの原型。
フィオラノ・テストトラックにてローマを走らせる
その後はフェラーリのテストトラック、フィオラのサーキットにて・・・。
ローマをドライブ。
なかなかに充実した一日でもあり、うらやましい一日でもありますね。
ジェームズ・メイがフェラーリ工場を訪れる動画はこちら
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