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こんなカラーも存在したのか・・・!超希少、メタリックブラウンのフェラーリ・テスタロッサが競売に。内装はブラウン/タンレザーのオシャレ仕様

こんなカラーも存在したのか・・・!超希少、メタリックブラウンのフェラーリ・テスタロッサが競売に。内装はブラウン/タンレザーのオシャレ仕様

| フェラーリ・クラシケの認証も取得済み、信頼性の高い後期型だけに価格高騰は必至 |

それでなくともフェラーリ・テスタロッサはここ最近にて急激に価値を上げている

さて、1984年に発売されたフェラーリ・テスタロッサは、ある意味ではもっともフェラーリらしいと認知されているモデルですが、その理由につき、日本においてはバブル経済の時期にぴったりフィットしたこと、米国ではTVドラマシリーズ「マイアミ・バイス」に登場したこと等によって一気にフェラーリの名を一般人にまで浸透させたからなのかもしれません(12年の生産期間中、約1万台を製造している)。

加えてサイドやリアに用いられる「フィン」のインパクトも強く、これもまた一つのアイコンとして機能し、多くのチューナーやパーツメーカーが取り入れたことで本家テスタロッサの人気が拡散したものと認識しています。

ボディカラーは珍しいメタリックブラウン

そしてこの時代のフェラーリと言えばほとんどがレッド、たまにブラックやホワイトといったボディカラー構成となっていますが、当時はフェラーリF1全盛期の一つであったことから「フェラーリ=レッド(ロッソ)」のイメージが強く、1987年に発売されたF40においては「レッドのみしか選べなかった」という事実を通じても、とにかくフェラーリといえばレッドというイメージが強い時代であったのかもしれません。

Ferrari-Testarossa (10)

ただ、今回RMサザビーズがオークションに出品されるのは「マローネ・メタリザート(マロンメタリック)」と呼ばれるメタリックブラウンをボディカラーに持つ一台で、1988年3月にフェラーリの工場を(このカラーにて)出荷されたという記録が残っています。

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はじめに納車されたのは米国マサチューセッツ州に住むオーナーだとされ、2010年2月までずっとこのテスタロッサを保管していたというので、最初のオーナーはかなり長い間このテスタロッサを所有していたということになり、そして2番めのオーナーはわずか2年でこの個体を(2014年に)手放し、しかし3番めのオーナーは現在までずっとこのテスタロッサを維持していたもよう。

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このテスタロッサは2015年にフェラーリのクラシックカー部門「クラシケ」からすべてのパーツが純正品にて構成されているという認証を獲得し、カヴァリーノ・クラシック VVIV コンクール・デレガンスにてプラチナ賞を獲得したこともあるのだそう。

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なお、このテスタロッサは「後期型」に相当するものと思われ、ホイールは当初の「センターロック+15インチ」から「5穴+16インチ」が装着されています。

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搭載されるエンジンは「180度V型12気筒(F113A)」で、390馬力を発生。

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なお、「テスタロッサ」とはイタリア語で「赤い頭」を意味し、このクルマの場合は「レッドにペイントされたエンジンカバー」を指しています(現代のエンジンのほうが赤く塗られた範囲がかなり広い)。

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このフェラーリ・テスタロッサのインテリアも「程度良好」

見ての通り、このテスタロッサの外装は非常に美しい状態を保っていますが、内装についてもそれは同様で、タンレザーやダッシュボードにはひび割れなどの劣化が見られない状態です。

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JUN
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ブラウンとタンレザーとの組み合わせがオシャレ!

シートのデザインはけっこう独特。

ちなみにシートベルトはかなり特殊な「装着方法」となっています。

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【動画】キミは知っていたか!?フェラーリ・テスタロッサのシートベルト装着方法が異次元すぎる件

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スイッチパネルの程度もかなり良さそう。

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テスタロッサとしてはかなり珍しいボディカラーではあるものの、現代は一般製よりも希少性が評価されることも多く、さらには(この内外装には)タイムレスな魅力が感じられるということもあり、22万5000ドル(日本円にて2950万円)という予想最高落札価格を大きく超えて競り落とされる可能性もありそうですね。

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参照:RM Sotheby’s

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