| フェラーリのドライバーにとって、この周囲の環境は把握しづらかっただろう |
それでも高額な請求書が非常にも突き出されるに違いない
さて、中国にて希少なラフェラーリが縁石にヒットしサイドステップを割ってしまうという事故が発生。
この事故は発射直後に起こっており、ドライバーの確認不足が原因ということになりますが、サイドステップをまるごと交換する必要があることは間違いなく、その代償は非常に大きいといって良いかもしれません。
ここで「どうしてこうなったのか」を見てみましょう。
ラフェラーリの不幸な事故はこうやって起こった
まずは撮影者がラ・フェラーリのコクピットを外から捉えており、ドライバーがシートベルトを装着する様子が写されています。
その後撮影者とドライバーは二言三言交わし・・・。
ブイーンとラフェラーリをスタートさせます。
ドライバーはスーツにポケットチーフという身なりのように見えるので、なんらかのパーティーの帰りだったのかもしれません。
そして走り出してわずか数メートルの時点で「ガチャン」とけっこう大きな音がしてラ・フェラーリがストップ。
いつも思うのですが、クルマの事故の際の音は以外に軽く、それはまるでプラモデルが落下して割れるような音だとも認識しています(自動車のような大きく重い物体が衝突する音のようには聞こえない場合が多い)。
意外とアッサリとサイドステップが割れていた
そしてその音を聞いて撮影者があわててラ・フェラーリにかけよると・・・。
こんな感じでパキっとサイドステップが割れています。
もしかするとホイールもダメージを追っている可能性がありそうですね。
なお、この場所は公道ではなく倉庫内部のようにも見えますが、この段差(木製のパレットのように見える)には注意をうながす紅白のテープが貼られており、しかし残念ながらその役割を果たさなかったということになりそうです。
公道であればある程度の段差はその構造上予想できそうではあるものの、こういった倉庫内だと、どこになにがあるのかは把握することが難しく、かつこの場合は運転席とは逆の方向にあって(運転席が低いこともあり)位置的に確認することが難しく、「予測しづらかった」事故であることは間違いないと思います(ドライバーにはちょっと同情するが、自己責任であることには代わりはない)。※しかも撮影者との会話に気を取られていた可能性もある
幸いなのはけが人が出なかったこと、ラフェラーリが走行不能になるような事故ではなかったことで、適切な修理による復帰が望まれます。
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参照:Supercar Advocates(Facebook)