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349台の限定とは「別枠」で製造されたフェラーリF50が競売に!ブルネイのスルタンの弟の依頼によって当時特別に3台のみが製造される

投稿日:2022/11/07 更新日:

349台の限定とは「別枠」で製造されたフェラーリF50が競売に!ブルネイのスルタンの弟の依頼によって当時特別に3台のみが製造される

| まさかこんなフェラーリF50が存在したとは |

いかにフェラーリであってもブルネイのスルタンの弟の依頼であれば断れまい

フェラーリは288GTOにて「よりレーシングカーに近い位置にあるスペシャルモデル」というシリーズへの道を切り開いており、そこからF40(1987年)を経て1995年に「フェラーリ創立50周年記念モデル」として登場したのがこのF50。

当時(F1における)フェラーリのライバルであったマクラーレンは、驚異的な価格と性能を誇る「F1」を発表してスポーツカーの可能性を押し広げていますが、フェラーリは、そのマクラーレンF1に対抗するため自らその開発ハードルを上げており、「公道を走るF1マシン」としてこのF50を開発したわけですね。

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フェラーリF50に搭載されるのはV12

フェラーリ288GTO、F40にはV8ツインターボエンジンが搭載されていたものの、このF50に積まれるのは自然吸気V12「F130B」(エンジンヘッドカバーはレッドではなくブラック)。

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これはナイジェル・マンセルとアラン・プロストが乗るスクーデリア・フェラーリのF1マシンに搭載された3.5リッター・ユニットをロード用に仕様を調整したもので、513馬力/8,500rpmを発生し、F50を3.6秒という驚異的な速さで時速100キロまで加速させます。

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ただしF50が目指したのは直線での加速性能だけではなく、ドライビングエクスペリエンスを重視しており、その最大化に欠かせないもの「以外」を一切排除。

よってインテリアには一切の装飾がなく、サイドウインドウの昇降も手動式です。

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F50では空力性能が大きく向上

このF50の大きな特徴はそのデザインにも見られ、F40や、1989年にピニンファリーナが発表した(テスタロッサベースの)コンセプトカー「ミトス」の影響を受けつつ、F50はF40よりも曲線的でアグレッシブさがやや抑えられています。

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ただしこの美しい曲線はあくまでもパフォーマンスそしてエアロダイナミクスを高めるためのものであり、ダクトやベント(排気口)を多用したシンプルなデザインを持ちつつも時速300キロオーバーでの安定性を確保するために最新の技術や理論が採用されることに。

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フロントには大きなダクトが設けられ・・・。

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これは冷却装置からの熱を効率的に逃がすためのものですね(フロントトランク内にはバッグ1つを収めるくらいのスペースしかない。ただし相当に熱くなりそうなので、大切なものは入れないほうが良さそうだ)。

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ドアミラーはF50専用。

フェラーリの周年記念モデルは専用のドアミラーを持つ場合がほとんど(全て?)であるように思われます。

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そしてホイールも周年記念モデルならではの「センターロック(スピードライン製)」。

フェラーリはランボルギーニやポルシェと異なり、カタログモデルにはセンターロックを用いていませんが、逆に周年記念モデルにはセンターロックを採用していて、ここで「周年記念モデルの特別さ」をアピールしているのでしょうね。

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ドアハンドルはフラッシュマウント。

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一方でF40に通じる要素も多く、このリアウイングはその最たる例。

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もちろんサイドのブラックラインも同様です。

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スリット入りのリアウインドウもF40との関連性を感じさせます。

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テールランプはフェラーリ伝統の丸4灯。

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インテリアには一切の装飾がなく、まさにシンプルかつスパルタン。

もちろんパワーステアリングやブレーキアシスト、ABSなどのドライバーエイドは「レス」。

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オーディオも非搭載となっていますが、エンジンの発する熱から乗員を守るためにエアコンは標準装備となっています。

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サスペンションはF1マシン同様トランスミッションに直接リンクされ、エンジンやトランスミッションはブッシュを介さずフレーム(コードネーム:TipoF130BDと呼ばれるカーボンファイバー製モノコック)にそのまま接続される「リジッドマウント」。

サスペンションはダブルウィッシュボーン式で、水平方向に取り付けられたインボードスプリングと電子制御アクティブダンパーをプッシュロッドにて作動させます。

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なお、エンジンスターターはレーシングカー的なデザインを持つプッシュ式スイッチ。

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ルームミラーもレーシングカーにインスパイアされた形状を持っています。

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なお、F50はこれまでのフェラーリ製スペチアーレとは異なり、はじめて取り外し可能なハードトップを初めて採用していますが(ただし基本的にファクトリーでないとルーフの脱着はできない)、ルーフを取り外すことでF1由来のパワーユニットが奏でる素晴らしいサウンドを体験することができるようになっています。※エンツォフェラーリ、ラフェラーリは固定ルーフを持つクーペ

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さらにはやはりスペチアーレとしては自由にボディカラーが選べるようになり(288GTO、F40はロッソ・コルサのみだった)ロッソ・コルサのほかにもアルジェント・ニュルブルクリンク、ジャッロ・モデナ、ネロ・デイトナ、ロッソ・バルケッタが用意されていたようですね。

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このフェラーリF50(シャシーナンバー107575)はロッソ・コルサにブラック・インテリアを持ち、シャシー107575は、ブルネイのスルタンの弟、ジェフリー皇太子から依頼された3台の特別な「ポストプロダクション」F50のうちの1台だとされており、当初は右ハンドルに改造される予定だったものの左ハンドルのままで生産されることとなっています。

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なお、この「ポストプロダクション」の3台はF50の限定台数である349台とは別に生産されたものだそうですが、こういったモデルが存在していたこと自体も驚きでありますね。

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参照:RM Sotherby's

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