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フェラーリの日本限定モデル「J50」はこうやって作られた。今後の限定モデル計画も公開

2017/01/28

フェラーリJ50
Ferrari

| ワンオフフェラーリを入手できるのは一握りの顧客のみ |

GQジャパンにて、あのフェラーリ日本限定モデル「J50の秘密」という記事が公開に。
これによると完売済みなのはもちろん、価格は250万〜300万ユーロ、限定台数の10台は幸運なオーナーのリクエストによってそれぞれ異なる仕様になる、とのこと。

この限定モデル「J50」」の企画は2012年の「セルジオ(458スパイダーがベース)」にまでさかのぼることができるといい、セルジオについてはもともと一台のみが「セルジオ・ピニンファリーナに捧げるため」に製造されたものの、ピニンファリーナ側から「格好いいからもっと作って売ってみては」と市販化の提案があったそうです。

そこで限定6台を市販化することになり、しかし当然のようにこの6台に世界中から購入希望が殺到。
これによってフェラーリの限定モデルには強い需要がある、とフェラーリが判断した、とのこと(フェラーリのコマーシャル&マーケティング部門担当、エンリコ・ガリエラ氏談)。

↓「セルジオ」はこちら。
コンセプトモデルはウインドスクリーンなしでしたが、市販モデルはもちろんフロントウインドウ付き。

このセルジオが「フォーリ・セリエ」第一弾となり、第二弾であるフェラーリのアメリカ展開60周年記念モデル「F60(ベースはF12)」へと繋がります。
こちらは限定10台(これを見ると各国向けの周年記念モデルは10台に限定?)で価格は200万ドルとなり、当然一瞬で完売(フェラーリ・クラブ・オブ・アメリカの会員であることが購入資格の一つと報じられた)。

↓こちらがF60。
周年限定モデルは「オープン」というのが定番?
他にもイエローやレッドが目撃れさていますが、左右のシートカラーが異なる場合が多いようですね。

J50については2015年7月にプロジェクトがスタートし、ロゴの作成後にコンセプトを製作し日本側に提示。
その後488スパイダーをベースに作成することを決め、日本側と一緒にデザインを詰める、という手法を採用したそうで、フェラーリのデザインチームはそのために三回来日したようですね。
今回の発表時に展示されたのはクレイモデルで、実際の生産は2018年から行われ(つまりまだ実車は一台もない)、全てハンドメイドで生産される、とのこと。

なお「フォーリ・セリエ」はイタリア語で、英語だと「アウト・オブ・シリーズ」。
通常モデルとは異なる、特別なモデル、ということなのでしょうね。

J50に次ぐ「フォーリ・セリエ」第4弾は2018年に登場するとのことで、すでにプロジェクトはスタートしているようですが、これがどこの国になるのかは気になるところ(中国は2017年で25周年なので、キリのよさを考えると中国ではない?)

加えてワンオフモデル(エリック・クラプトン、458スペチアーレMMのような)については2020年まで予定が詰まっているとのことで、2021年からになりますが希望すると価格は「250万ユーロから」作ってくれる、とのこと。
けっこうワンオフモデルを依頼している人は多いようで、先日は458にV12エンジンを装着したワンオフ登場か、という話題も出ましたね。

こちらもワンオフの「SPアメリカ」。

「SP275 RWコンペティション」。

「SP12 EC(エリック・クラプトン)」。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 00001-1338079764.jpg です

「458スペチアーレMM」。

「F12TRS」。

いずれのワンオフ・フェラーリも凄まじく格好良く、お金がある人がこぞって注文する気持ちも良くわかります。

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