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ついに復活宣言を行ったベルトーネ。モナコにて「1,108馬力、ガソリンエンジンオンリー」のGB110を公開、33台のみ限定にて販売を開始

ついに復活宣言を行ったベルトーネ。モナコにて「1,108馬力、ガソリンエンジンオンリー」のGB110を公開、33台のみ限定にて販売を開始

| 現時点ではGB110の価格についてアナウンスはなされていないが、ごく一部の人しか購入できない価格となるのは間違いない |

今の時代に「ノンハイブリッド、V10」は大きな魅力である

さて、ベルトーネが2022年12月に予告していたニューモデル、「GB110」の実車を公開。

GB110発表の場はモナコにて開催された「超高級品見本市」トップマルケスで、つまり対象は「数億円」をポンと支払うことができる富裕層ということになりそうですね(現時点ではベルトーネから価格等詳細の発表がなされていない)。

「ミウラ」「カウンタック」をデザインしたベルトーネが華麗に復活!創立110周年を記念しハイパーカー「GB110」を発表、出力は1,100馬力、廃棄物からの再生燃料も使用可能
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ベルトーネGB110はこんなクルマ

このベルトーネGB110は5.2リッターV10”ツインターボ”エンジンを車体ミッドにマウントし、最高出力1,108馬力を誇るハイパーカーではありますが、車体重量は(現代のハイパーカーの基準からすると非常に軽い)1,422kgだとアナウンスされており、時速300キロまでをわずか12.9秒で加速するとも説明されています(0-100km/h、0-200km/hタイムについては非公開)。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ、駆動輪は4輪だとされてりて、エンジン等から推測するに、ベースとなる車両はランボルギーニ・ウラカンなのかもしれません。

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Bertone

ホイールサイズはフロント21/リア22インチ、そしてブレーキディスクはカーボンセラミック、そして車体全体のデザインはベルトーネいわく「1950年代の滑らかで流れるようなライン」と「70年代の大胆で角張った形状」との融合です。

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Bertone

なお、ボディサイドとリアフェンダーとの境界、そしてリアフード形状はかの「ストラトスHFゼロ」へのオマージュですが、GB110ではその角度をやや緩やかに変更し、エレガントさを演出しているようにも思えます。

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Bertone

ベルトーネは限られた33人の顧客のため、このGB110をほぼハンドメイドにて仕上げることになるものと思われ、よって顧客は自由に仕様をオーダーできる、とのこと。

実際に展示されたベルトーネGB110のボディカラーはルネッサンス グレー(Grigio Rinascimento) にカッパーという優美な組み合わせではあるものの、カーボンファイバー製ボディワークへの変更やリアウイングの追加も指定できるのだそう。

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Bertone

このGB110はベルトーネ創業者、ジョヴァンニ ベルトーネへのトリビュートでもあるといい、ベルトーネの過去の作品をイメージした様々な仕様も選べるようですね。

私たちのビジョンは、ユニークなハイパーカーを創り出すことでした。洗練されたデザインで際立つだけでなく、ベルトーネの魂と伝統に深く共鳴する車です。最初からアイデアは明確でした。このハイパーカーは、まず芸術作品でなければならず、次に自動車でなければなりませんでした。最初のスケッチはプロセス全体を通じてほとんど変更されず、私たちのビジョンの明確さを示していました。最大の課題は、この芸術的なデザインを公道走行可能なハイパーカーに変えることでしたが、私たちはついに成功したのです。

ベルトーネ デザインリーダー アンドレア・モセリン
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Bertone

ベルトーネがついに倒産の危機から蘇る

ベルトーネはかつてイタリアに存在したカロッツェリア/デザインハウスで、ランボルギーニ・カウンタックやミウラ、ランチア・ストラトスなど名だたる名車のデザインを手掛けたことでも知られます。

ただしその後、取引のあった自動車メーカーがデザインを内製化してゆくにつれ仕事がなくなり、2014年には破産宣告を受けてその歴史を閉じることに。

ただし2016年にはAKKAテクノロジーズ傘下であるAkkaイタリアが商標権を購入し復活が囁かれるも何ら動きはなく、その後2020年には、今回復活を実現することになるイデアクティブ(Ideactive)社がその権利を買い取り、その経営者であるマウロ・リッチとジャン・フランク・リッチによって今回のプロジェクトが推進される運びとなっています。

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参照:Bertone

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