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「ミウラ」「カウンタック」をデザインしたベルトーネが華麗に復活!創立110周年を記念しハイパーカー「GB110」を発表、出力は1,100馬力、廃棄物からの再生燃料も使用可能

2022/12/22

「ミウラ」「カウンタック」をデザインしたベルトーネが華麗に復活!創立110周年を記念しハイパーカー「GB110」を発表、出力は1,100馬力、廃棄物からの再生燃料も使用可能

| デザイナーにマルチェロ・ガンディーニを起用しなかったことが心残りでもある |

しかしそれでも、見事に「ベルトーネらしい」クルマに仕上がっているようだ

さて、先日復活とニューモデルの発表がアナウンスされたベルトーネ。

今回は創業110周年を記念したハイパーカー、「GB110」を発表しています。

このベルトーネGB110については、1950年代のアルファロメオBAT、1960年代のカラーボ、そしてランチアストラトス・ゼロなど、ベルトーネの過去の名車にオマージュを捧げたスタイリングを特徴とし、限定33台が製造される、とアナウンスされています。(ただし価格やスペック詳細はまだ公開されていない)。

ベルトーネGB110のオマージュ元となったのはこんなクルマ

そして今回ベルトーネが「オマージュ元」として掲げたクルマを見てみると、まずこちらはアルファロメオBAT(ベルリナ・エアロダイナミカ・テクニカ。ベルトーネによるコンセプトカーで、1953~1955年にかけ3連作としてリリースされている)。

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こちらはアルファロメオ・カラーボ(カラボ)。

1698年にベルトーネが発表したコンセプトカーで、ウエッジシェイプ、シザースドア、ウインドウの処理、リアのホイールハウスの切り欠きなど、のちにベルトーネ(マルチェロ・ガンディーニ)がデザインするカウンタックに大きな影響を及ぼします。

こちらは同じくベルトーネの作品となるランボルギーニ・カウンタック。

カウンタック

ベルトーネ
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こちらはランチア・ストラトスHFゼロ・コンセプト(1970年)。

やはり強烈なウェッジシェイプを持ち、その車高はなんと83センチという低さです。

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ベルトーネGB110はこんなクルマ

そして今回登場したのがこのベルトーネGB110。

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たしかにそれぞれの「オマージュ元」のディティールが見られるように思いますが、おそらくは(そう公表されていないので)元ベルトーネ関係者のデザインではないものと思われ、しかしぼくとしては「マルチェロ・ガンディーニにデザインを依頼してほしかったな」と思ったり。※スケッチにサインが入る「ANDREA MOCELLIN」という人物がデザイナーなのだと思われる

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現時点でわかっているのはバタフライドア、全輪駆動、7速トランスミッションを搭載すること、そして搭載されるエンジンは1,100馬力と1,100Nmを発生し、8,400rpmという許容回転数を持ち、プラスチック廃棄物から作られた合成燃料で走行できるということ。

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パフォーマンス面においては、0-100km/h加速2.79秒、0-200km/h加速6.79秒、0-300km/h加速14秒、最高速度は380km/hという数値が掲げられており、これらはブガッティ・シロンよりも「ちょっと遅い」くらいの数字です(スーパーカーを超え、ハイパーカーの領域に入っている)。

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一方わからないのはエンジンのシリンダー数や排気量、電動化されているのかどうか、そもそもベース車両は何なのか(新生ベルトーネはベース車両については語らず、”ドイツ製のパーツを使用している”とだけ公表している)。

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ただしそのシルエットやディティールを見る限り、おそらくベースはランボルギーニ・ウラカンであり、しかしホイールベースはウラカンよりも10ミリ短い1,630ミリ、サスペンションはダブルウィッシュボーン(ウラカンと同じ)、フロントホイールは21インチ、リアは22インチだとアナウンスされています。

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そしてベルトーネはこのGB110について、「イタリアンスタイルを持ち、オーナーを興奮させ、スポーツカー愛好家の情熱に火をつけるために作られました。しかし同時に、日常的に使えるように作られています。実用的で、快適で、扱いやすく、しかもそのスポーツ性を損なっていません」とも語っていて、しかしこれ以上を知るには追加の情報公開を待つしかない、といった状況です。

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