| ランボルギーニがハイブリッドスーパーカーを限定にて販売? |
ランボルギーニが「ハイブリッドシステム搭載」のスーパーカーをVIP向けイベントにて公開した、とのこと。
このスーパーカーは「LB48H」と呼ばれ、先に発表されたテルツォ・ミッレニオ(画像)に近いルックスを持っているようですね。
そして驚くべきは実際に「発売」され、その価格が約2億8000万円、そして67台の限定であること(”67”の意味は不明。ランボルギーニの創業は1963年)。
まだまだ情報は不透明
今回の情報は「匿名筋」からのリークだとされているので信憑性には疑問があるものの、最近になって急にランボルギーニが「ハイブリッド」関連の話題を口にしていることを考えるに、そしてなんとなく”ランボルギーニがとんでもない限定車を出すらしい”というウワサは前からあったので、これは「事実」なのかも。
さらにはニューヨークと東京においてもこの限定スーパーカーが公開される、としています。
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加えてランボルギーニは最近「V12とV10は守りぬく」「自然吸気も継続」と断言しており、そのため(環境規制をクリアするため)にハイブリッドを使用する、とも。
よってランボルギーニではすでに「ハイブリッド化」の方向性そして技術は固まっており、LB48Hは今後のランボルギーニを示唆するもの、とも言えそう。
ただ、そのハイブリッドシステムがどうなるのかは今のところ不明で、エンジンとトランスミッションとの間にモーターを仕込んでこれによる「エレクトリックブースト」を得るマイルドハイブリッドなのか、それとも後輪をガソリンエンジンで、前輪をエレクトリックモーターで駆動するのか。
前者だとランボルギーニの属するフォルクスワーゲン・グループは「48Vマイルドハイブリッド」として実装済みで(LB48Hの”48”はここから?)、後者だとやはり同じグループのポルシェが「918スパイダー」で採用済み。
なお、918スパイダーにて採用された「3モーターハイブリッド」はランボルギーニ・アステリオンLP910-4Hに転用されており、ランボルギーニとしてもこれには「慣れて」いると思われ、新型スーパーカー(ハイパーカー?)はこの3モーターの発展型なのかもしれませんね。※フロントにモーターを2つ搭載して左右ホイールを駆動し、トランスミッションにもモーターを搭載
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価格が2億8000万円ということを考えると「48Vマイルドハイブリッド」ではその価格を納得させるのに不足があるかとも思いますが、918スパイダーのシステムであれば出力も大きく向上し、訴求力も十分(ただしランボルギーニは”レヴェントン””ヴェネーノ”でもベースモデルと大きく構造を変えずにそれぞれ1億6000万円、3億8000万円のプライスタグをつけているので、48Vマイルドハイブリッドで2億8000万円も”ありうる”)。
なお、ランボルギーニのハイブリッド化は一部でかなりの抵抗があると思われますが、それによって次期V12モデル、次期V10モデルの販売を落とすわけにはゆかず、戦略として「今回、とんでもない性能とルックスを持つ超限定エクストリームモデルを発売して」誰もを納得させ、そのイメージを継続したハイブリッド採用の「アヴェンタドール後継」「ウラカン後継」モデルを発売し、スムーズに”ランボルギーニのハイブリッド化”を進めるのかもしれません。