| ついに一つの時代が終わり、新しい時代がはじまる |
ランボルギーニは先日「アヴェンタドールSVJ」にてニュルブルクリンク最速の座を奪還しましたが、このモデルは「ニュル最速」だけではなく、「ランボルギーニ最後の純粋なガソリンエンジン駆動によるV12モデル」としても知られることになりそう。
これはランボルギーニの技術部門のボス、マウリッツォ・レッジャーニ氏がトップギアに語った内容として報じられたものですが、「次に登場するランボルギーニV12モデルはエレクトリック化、つまりハイブリッドとなる」とのこと。
ランボルギーニはこれまでも「アヴェンタドール後継モデルはハイブリッド」と公言してきましたが、改めて本社筋から聞かされるとズドンと重いものがありますね。
次期V12モデルはアヴェンタドールSVJを超えることが目標
ランボルギーニ”アヴェンタドール”は2011年の発売で、2016年にはフェイスリフトモデルの「アヴェンタドールS」へとスイッチ。
ランボルギーニの各モデルにおけるモデルライフは10年なので、ちょうど半分にて予定通りの変更を終えたことになりますが、おそらく2021年と思われるフルモデルチェンジまではアヴェンタドールの新しいバリエーションは登場しないこと、そして次期V12モデルは確実にハイブリッドとなることが明らかになったワケです。
なお、ランボルギーニはありがたいことにV12エンジン、しかも自然吸気エンジンの継続も宣言しており、そしてハイブリッド化は「自然吸気V12エンジンを継続するための解決策」。
つまりエレクトリック化を行わないとV12自然吸気エンジンは各種環境規制をクリアできないということになりますが、それはウラカン後継モデル、つまりV10モデルも同様で、やはり自然吸気V10エンジンを継続するために「ハイブリッド化を選ぶ」とされています。
あわせてマウリッツォ・レッジャーニ氏は「次期V12モデルはハイブリッド化されるが、目指すのはアヴェンタドールSVJ以上のパフォーマンスだ」とも語っており、次期V12モデルはアヴェンタドールSからの大きな進化があるのかもしれません。
上述のようにランボルギーニのモデルライフは10年ではあるものの、それは「10年持てばいい」ということではなく、ランボルギーニは「20年間はトップにい続けることができる」ポテンシャルを持つことを目的に各モデルを開発しているとされ、もちろんアヴェンタドールもそれを念頭に置いて開発されていることになり、次期モデルも同様の思想に基づくものの、アヴェンタドールはアヴェンタドールで色褪せぬ輝きを放ち続けることになりそうですね。