| そもそもテルツォ・ミッレニオとアヴェンタドールとは構造的関連性がない |
ランボルギーニはフランクフルト・モーターショーにて、その新型ハイパーカー「LB48H(仮称)」を発表すると予告していますが、その予想レンダリングが公開に。
このLB48Hは「アヴェンタドールをベースとしたハイブリッド」「コンセプトカー、テルツォ・ミッレニオ風のデザインになる」ということまでは明らかになっているものの、そこから先はいっさい不明です。
果たしてどこまでテルツォ・ミッレニオまで近づける?
なお、先日公開されたLB48Hの公式ティーザー画像はこちら。
そのディティールは把握しづらく、しかしテルツォ・ミッレニオに酷似したヘッドライト(もしくはデイタイムランニングランプ)が確認できますね。
ランボルギーニが新型ハイパーカー「LB48H(仮)」のティーザー開始。ハイブリッド、1000馬力級、価格は2億7000万円とのウワサ
そこで気になるのが、いったいどこまでテルツォ・ミッレニオに近づけるのか?ということ。
ちなみにテルツォ・ミッレニオは、アヴェンタドールの直接の後継ではなく、「次の1000年」つまりはるか先をイメージしたコンセプトカー。
よってアヴェンタドールとは直接の関連性を持たず、パワートレーンも「ピュアエレクトリック」という想定です。
モーターはおそらく前後アクするに搭載されると思われますが、バッテリーは「ボディパネルに織り込む」という特殊な構造を持っており、そのため設計重度はかなり高そう。
そして、アヴェンタドールに比較すると、極端なキャブフォワードデザインを持っていて、つまり運転席がかなり前にある、ということもわかりますね。
そしてこちらがアヴェンタドールSロードスター。
フロントからAピラーにかけてのラインはテルツォ・ミッレニオと大きく異なり、しかしこれを現実的にテルツォ・ミッレニオに近づけるのは難しそうです。
実際にそれを行うとなると大きな構造変更が必要となり、様々な基準に準拠するのが難しくなる、ということも容易に想像できますね。
こちらはフロントから見たテルツォ・ミッレニオ。
そもそもキャビンの構造がアヴェンタドールと全く異なるクルマであるということもわかります。
今のところ有力顧客に公開されたのは「モデルカー」のみだと言われ、完成状態を知るのはランボルギーニ本社の一部、また注文した顧客の一部だと思われますが、テルツォ・ミッレニオはランボルギーニの新任デザイナー、ミッチャ・ボルカート氏キモ入りの作品だけに、なんとか再現性を高めたい、と考えているのかもしれませんね。※アヴェンタドールのデザインは、前任者であるフィリッポ・ペリーニ氏による
VIA: CarLifestyle
他にはこんなLB84Hの予想レンダリングも
なお、今回のCarLife StyleのほかにもランボルギーニLB48Hの予想レンダリングが公開されたことも。
こちらはアヴェンタドールの構造をそのまま採用し、外板をテルツォ・ミッレニオ風としたものですね。