ランボルギーニがヒゲとコラボ？11月のひと月間、世界中にて男性特有の病気やメンタルヘルスを啓蒙する「モーベンバー」と協力し、1500台のランボがヒゲを付けてパレードラン

｜　ランボルギーニはこれまでにも様々なチャリティ活動を実施している　｜

なお、いまのところ日本ではキャンペーン参加についてアナウンスはなされていない模様

さて、ランボルギーニが「男性の健康に関するキャンペーン、モーベンバー（Movember）とタイアップする」と発表。

このモーベンバーは毎年11月の1ヶ月間において口ひげを伸ばすことで男性特有のがん（前立腺がんと精巣がん）の認知度や健康意識を高め、さらにはメンタルヘルスの維持と自殺防止に関する意識と理解度も高めてゆこうという運動であり、「口ひげ」をあらわすMo、そして11月（November）とをかけた名称を持っています。

Movemberは、メンタルヘルスと自殺防止、前立腺がんと精巣がんに焦点を当て、世界規模で男性の健康のあり方を変える主要な慈善団体です。男性がより幸せに、より健康に、より長く生きることができるよう、革新的で画期的な研究と支援プログラムを提供するための資金を集めています。現状を打破するために、何百万人もの人々がこの活動に参加し、世界中の1,250以上のプロジェクトに資金を提供しています。Movemberは、男性が直面する主要な健康問題に取り組むことに加えて、男性が社会とのつながりを保ち、健康や人生の重要な瞬間についてよりオープンに話し合うことに重点を置き、人生のあらゆる分野で健康を維持することを奨励しています。同団体のビジョンは、男性の健康問題に永遠の影響を与えることです。

もともとは2003年にオーストラリアにて始まるという歴史をもっていますが、現在ではアメリカやカナダといった北米、さらには欧州でもこれに賛同した活動が行われており、ランボルギーニもこれに参加した、ということになりますね。

11月の1ヶ月、1500台のランボルギーニがパレード

そして今回ランボルギーニが何をするのかということですが、11月の1ヶ月間、ニューヨークからシドニーにかけて1500台のランボルギーによってパレードを行うといい、同時に募金活動として啓蒙活動も行ってゆくもよう。

キャンペーンのハイライトは、11月6日（土）に行われ、これは約1,500台のランボルギーニが世界の主要都市の街頭に登場するといい、参加するランボルギーニのボンネットには、この運動のシンボルである口ひげの形をしたステッカーが貼られます。

加えてランボルギーニは北米のほか、ロンドン、シドニー、バンコク、ローマ、ケープタウンなどの都市でパレードを行うとしており、92のランボルギーニディーラーが主催するブル・ランに招待された世界中の顧客もまたこれに参加するようですね。

ランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏によると、「このパートナーシップを通じて、ランボルギーニは、ファンや顧客のコミュニティの意識を高めることで、健康と支援研究という重要な問題に積極的に貢献したいと考えています。これは、当社が長年にわたって社内で実施してきた、従業員の精神的・肉体的な幸福のための多くのイニシアチブと完全に一致しています。これには、健康診断や予防プロジェクト、多様性と包括性を支援する計画、ランボルギーニを倫理的に責任ある産業体にするための数多くの社会的イニシアチブが含まれます」とのこと。

たしかにランボルギーニはかねてより従業員の精神的・肉体的健康に対して高い関心を持っており、その観点から今回のタイアップに結びついたのかもしれません。

自動車メーカーは「社会貢献意識」が高い

なお、ランボルギーニはかねてより社会貢献意識が非常に高く、2000年代はじめからイタリア警察にパトカーを寄贈し、その機動力を生かして「ランボルギーニにしかできない、素早い移植用臓器の輸送」を実現しているほか、ローマ教皇との共同作業にてワンオフのウラカンを製作してオークションに出品し、その収益金をチャリティーに充てたことも。

フェラーリも同様に「ローマ教皇のサイン入り」ラフェラーリを競売にかけ、収益金を災害支援に活用したことがありますが、こういった「その知名度を活かし、ほかの団体にはできないこと」を行い、それによって多くの人々の助けとなるのは素晴らしいことだと思います。

これらのほか、ベントレーやポルシェ、フィアット、そしてアメリカだとフォードやダッジもこういったチャリティー活動に熱心な自動車メーカーだとして知られ、様々な活動を行っていることが報じられていますね。

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参照：Lamborghini