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ランボルギーニが9年連続で「イタリア政府の認めるホワイト企業」に選出!従業員の国籍は35、年齢や性別、思想、健康状態などの多様性を認め、働きやすい環境を構築したことが評価対象に

2022/01/21

ランボルギーニ・シアンFKP37

| 人間の数だけ異なる価値観が存在し、しかしそれを否定するのではなく、理解しあって前に進むことが重要 |

ランボルギーニは欧州企業の中でもとくに先進的な試みを実施中

さて、ランボルギーニが2022年においても「トップ・エンプロイヤー・イタリア(Top Employer Italia)」として認定された、と発表。

これはイタリア政府が毎年「ホワイト企業」を選出する仕組みであり、ランボルギーニとしては9年連続での受賞となります。

ランボルギーニは、この受賞について「ランボルギーニが、社員を中心に据えた、価値の高い企業福祉戦略を採用していることが評価された」と述べており、先日発表されたディレッツォーネ・コル・タウリ計画に従い、今後10年にわたって大規模な雇用と新しい技能開発プログラムを計画していること、生産ラインで働く人々の学習を加速させるため、仮想環境やデジタル環境の新技術を利用したトレーニングに多額の投資を行うことについても公表しています。

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ランボルギーニは従業員ファースト

今回の受賞を受け、ランボルギーニの最高人財責任者であるウンベルト・トッシーニ氏によると、「2022年に再びトップ・エンプロイヤー・イタリアの認定を受けたことを、私たちは当然ながら誇りに思います」と述べ、ヒューマンキャピタル・オフィサーであるウンベルト・トッシーニ氏は「当社は、優れた人材管理について、イタリアにおける確固たるベンチマークとなっています。私たちの目標は、日々、会社の成功のために努力し、信頼、公平、人間関係の質に実質的に貢献する仲間にとって、魅力的な職場環境を確保することです」とコメント。

今回評価されたのは2021年中の取り組みということになりますが、その内容としてはダイバーシティ、インクルージョン、育児と給与の平等に関するイニシアチブとプロジェクト、ランボルギーニ・フィールソフィー・プログラム(「感じる」と「哲学」を組み合わせた名称)、そして従業員の全体的ケアに重点を置いた福祉プロジェクトなど。

なお、この「フィールソフィー・プログラム」は、身体、心、目的の3つの柱に基づき、傾聴と継続的改善の観点から、人々の成長と幸福を育むことを目的とした取り組みを推進しているといい、身体と心の健康に関する取り組み、例えば栄養や睡眠の重要性などに特化した新しい提案も行っているもよう(たしかに、数年前にぼくがランボルギーニ本社を訪問した際、糖尿病患者専用の食事も社員食堂に用意していると言っていた)。

ランボルギーニのボディカラー

そしてもうひとつの中心的なテーマ「ダイバーシティ&インクルージョン」についてだと、ランボルギーニは、従業員が私生活と仕事を両立させることができるよう取り組んでいて、この目的のために、ランボルギーニで働く母親と父親が、子供の誕生による避けられない変化について”先輩”に相談できるという、新米パパ・ママのためのコーチングコースを提供しています(これについてはすでに報じられている)。

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さらに、ランボルギーニは、あらゆる形態の多様性を付加価値に変えることに強くコミットしており、定期的な学習、講演、WeLamboアプリを通じて従業員が利用できるポッドキャスト等によってそれらを実施しているほか、さまざまな文化が共存していることを鑑み(従業員の出身国は世界35カ国)、障害や精神衛生上の問題を抱える従業員へのケアも行っているもよう。

世代間の多様性に関してだと、ランボルギーニは長年にわたり、若手とベテランの従業員の間で知識の伝達を刺激し、継続的なスキルアップを目指すクロスメンタリング・イニシアチブを実施していて、様々な面において「多様性を尊重し、そのギャップを埋める」ための配慮を行っているようですね。

大きな企業には、様々な国籍、宗教、思想、家庭環境を持つ人々、そして異なる性別や多様な年齢層の人々が集まっていますが、それらを「強制的にひとつの価値観に適合させる」のではなく、そういった多様性を受け入れつつ、(同じ企業で働く仲間として)同じ方向を向いてもらうように環境を整えることは非常に重要だと思います(ときに、他人が自分と異なるということを理解できない人もいるが、自分と異なる人々によって世の中が構成されているということを知るだけでも人生にとって大きな進歩となる)。

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参照:lamborghini

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