| メタリックカラーはその印影が強く出るため、カウンタックLPI800-4のシャープなラインにはよく似合っている |
当時なかったカラーやペイントスキームを採用する新型カウンタックの登場にも期待したい
さて、おそらくははじめて「ホワイト」以外のボディカラーを持つランボルギーニ・カウンタックLPI800-4が目撃。
これはスーパーカーストカーと名乗るユーチューバー、Varryx氏がYoutube上にアップしたものですが、そのボディカラーは「シルバー」。
ちなみにこのカウンタックLPI800-4は顧客に納車される車両を路上テストしているものだと思われ、同様に路上テストが行われるカウンタックにつき、これまでホワイトばかりだったのは「カウンタックLPI800-4のイメージカラーがホワイトだったので」そこに注文が集まったためだと思われます。
なお、カウンタックLPI800-4のイメージカラーがホワイトだったのは、ランボルギーニ創業者、フェルッチオ・ランボルギーニ自身が所有していたカウンタックが「ホワイト」であったためで、常々同氏は「カウンタックはやっぱりホワイトが一番」と語っていたようですね。
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ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4は112台の限定モデル
このランボルギーニ・カウンタックLPI800−4は、シアンFKP37をベースにした「ハイブリッドスポーツ」で、780馬力を発生するV12ガソリンエンジンと34馬力のエレクトリックモーターとの組み合わせにて4輪を駆動し(前後の駆動力配分は43:57)、車体重量は1,595kg、0−100キロ加速は2.8秒、最高速は355km/hというスペックを誇ります。
その価格は約3億円という高額なクルマではあるものの、当然ながら限定台数112台がすべて完売済み(112台というのは、初代カウンタックのコードネームがL112だったことにちなんでいる)。
そして発表されたのがカウンタックのプロトタイプが発表された1971年から数えて50年後の2021年であり、そのメカニズムはもちろん、スタイリング的にも50年分の進化が詰まっているわけですね。
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新型ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4はこれから多彩なボディカラーが目撃されることになりそう
なお、この新型カウンタックLPI800-4を注文した人の大半はすでにカウンタックを所有しているといい、さらにその多くは自身のカウンタックと同じボディカラーを注文する傾向があるとも報じられており、今後は様々なカウンタックLPI800-4の姿を見ることができるのかもしれません。
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この「シルバー」については、(当時流行っていたのか)25thアニバーサリーあたりに多く見られるカラーだという印象を持っていますが、もしかするとこの個体のオーナーさんはカウンタック25thアニバーサリーを所有しているのかも。
ちなみにカウンタックLPI800-4に用意されるボディカラーは「(当時のカウンタックに用意されていたボディカラーなどを中心に)基本」で33色が用意されると言われ、しかしもちろんこれら以外のボディカラーを選ぶことも可能であり、シアンFKP37同様に「グラデーション」「塗り分け」を指定する顧客もいそうですね。
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今回の動画を見るに、シルバーはけっこう陰影がしっかり出ているようで、カウンタックLPI800-4のデザインを引き立てるカラーの一つだともいえそう。
そう考えると、ダーク系のメタリックカラーもけっこう似合うと考えられ、これから製造される顧客スペックのカウンタック、そしてそのスパイビデオにも期待したいところです。
ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4のテスト風景を捉えた動画はこちら
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参照:Varryx