| おそらくはなんらかのイベント用スペシャルモデルだと思われるが |
ランボルギーニはワンオフモデルの製作に非常に熱心なスーパーカーメーカーである
さて、ランボルギーニはウラカンシリーズの受注を終了させ、2024年夏までにかけてそれらの車両を生産してゆくことになりますが、今回「ナゾの」ウラカン・ステラートのティーザー動画を公式Facebookページへと公開しています。
なお、動画の中では「Opera Unica for Porto Cervantes 2023」というバッジも登場するため、”Porto Cervantes”なるイベントもしくは団体のために製作されたワンオフモデルなのかもしれません(調べてみてもそれっぽいイベントや団体がヒットしない)。
参考までに、「Unica」はランボルギーニのアプリの名称でもあるものの、「唯一」という意味もあり、ランボルギーニはワンオフモデルの発表の際にこの単語を使用することがままあります。
ランボルギーニ・ウラカン・ステラート「 Opera Unica for Porto Cervantes 2023」とはどんなスーパーカーなのか?
そこで気になるのがこの「Opera Unica for Porto Cervantes 2023」というバッジが装着されたウラカン・ステラート。
ランボルギーニはこのモデルについてなんら言及しておらず、よって動画によって判断するしかないのですが、一番上の画像のように、ボディカラーに「ブルーマーブル」を採用していることが最大の特徴かと思われます。
そして製造中の風景からも「フレームにもブルーマーブル」が用いられていることがわかりますが、こういった普段見えない部分にも特徴的なカラーリングを施すあたり、かなり手間のかかったワンオフモデルだと言えそうですね。
さらにはエンジンスタートボタンのフラップもマーブル。
ランボルギーニが得意とする新素材、「フォージド・コンポジット(鍛造カーボン)」を連想させます。
ヘッドレストのファイティングブルはライトブルーの刺繍にて。
ダッシュボードにもライトブルー。
ランボルギーニはこれまでにもワンオフのウラカンを製作したことがある
なお、ランボルギーニはそのパーソナリゼーションプログラム「アドペルソナム」を用意しており、そこではほぼ無限のカスタムが可能となっていますが、この範囲を超えたワンオフモデルとして、「アヴェンタドールJ」「オウテンティカ」「インヴェンチブル」「SCアルストン」「SC20」といったV12エンジン搭載ワンオフモデルを生産したことも。
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ただしこれらは特定顧客のために作られた「販売用」モデルであり、一方のウラカンだと販売用ではなくなんらかのイベントやチャリティ目的としてワンオフモデルが作られることが多く、以前にはローマ教皇のために製作したウラカンも存在します(ローマ教皇がサインした上で慈善オークションに出品されている)。
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そして最近だと池内啓人とのコラボレーションによる「ウラカン STO Time Chaser_111100」が記憶に残るところ。
今回ティーザー動画が公開されたウラカン・ステラートがどういった仕様を持つのかまだわかりませんが、その正式発表を楽しみに待ちたいところですね。
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ランボルギーニが公開したウラカン・ステラートの「ワンオフモデル」ティーザー画像はこちら
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参照:Lamborghini