| ランボルギーニ・ウラカン・ステラートはアメリカ人にとって「楽しめる環境が身近にある」のがイイのだろう |
なかなか1,000馬力を路上で放出する機会は少ないが、オフロードであればそれも難しくはない
さて、納車開始以来、格好の「遊び道具」として大人気のランボルギーニ・ウラカン・ステラート。
これはウラカンの車高を上げ、オフロードタイヤを履かせたほか、トレッド拡大、クラッディング装着、悪路走行のための様々な調整を行った「スーパーカー×オフローダー」。
ただし実際に悪路を走行し酷使してもまったくへこたれない様子、ダートで見せるコントローラブルな挙動を鑑みるに、単に車高を上げただけのオフロード「ルック」ではなく、本物のオフローダーだと言って良さそうです。※ウラカン・ステラート発表時、実際にオフロードを走るオーナーは誰もいないだろうと言われたが、事実は大きく異なっていたようだ
おそらく今後もランボルギーニ・ウラカン・ステラートの改造車はどんどん出てくるだろう
そしてランボルギーニ・ウラカン・ステラートの外観上の一つの特徴が「リベット留めのオーバーフェンダー」で、その姿はチューナーによるカスタムカーよりもずっと過激であり、一見するとその姿は「メーカー純正とは思えないほど」。
ただ、ランボルギーニが公式にて「非常識」なクルマを作ってしまったことで、オーナーやショップは「ランボルギーニがここまでやってしまうのであれば、自分たちも好き勝手やっていいのでは・・・」という認識を持ったのだと思われ、それが現在数々公開されている「無茶ぶり動画」に現れているのかもしれません。※ランボルギーニがオーナーの心理的リミッターを外してしまったと考えていい
そして今回登場したのがおそらくはランボルギーニ・ウラカン・ステラート初の「ツインターボ化」。
ウラカンシリーズに積まれるV10エンジンのツインターボ化については(ガヤルド時代から)長い歴史があり、今では様々なチューナーやショップから「ツインターボキット」が発売されています。
今回装着するのはブーストロジック製のツインターボキットで、内容物としてはターボチャージャー、アップグレード版燃料ポンプ、チタン製エキゾーストシステム、チタン製インテーク、ビレット製マニホールド、そして増大した熱量を冷却するためのクーリングシステム。
それらを装着するために前後バンパーや補機類、そして内装だと(ECUにアクセスするため)シートなどを外し・・・。
エキゾーストシステムを装着。
さっそく完成したランボルギーニ・ウラカン・ステラート”ツインターボ”のパワーチェック
そしてツインターボキットのインストールが完了した後には早速パワーチェックを行います。※わずか3日くらいで装着が完了しているので、ツインターボ化に関するノウハウが蓄積され一般化しているものと思われる
シャシーダイナモが設置されているショップへと移動し・・・。
ランボルギーニ・ウラカン・ステラート”ツインターボ”を搬入(リアバンパー類は外したまま)。
シャシーダイナモに載せ・・・。
ガーン!とピークパワーを放出。
シャシーダイナモ上だとピークパワーは941馬力くらいですが、これは通常のハイオクガソリンを使用した際の数値であり、(アメリカのチューニング業界では一般的な)レース用のエタノール(E85)を使用すれば軽く1,000馬力を超える可能性もあるもよう(エンジン単体では1,200馬力は出せると豪語している)。
いずれにせよ、この5.2リッターV10エンジンは頑丈なことでも知られており、2,000馬力を絞り出す例も少なくはなく、これからも様々なショップがウラカン・ステラートの改造に乗り出すのかもしれません。
なお、オフロード走行が可能なウラカン・ステラートの改造が流行りそうな理由としては、「(北米だと)サーキットに持ち込まなくても、街なかからちょっと走ったところにあるダートですぐにその性能を試すことができる」というものがあると考えられ、より気軽に楽しめるであろうから。
実際のところ、このウラカン・ステラートのオーナーさんも「自然公園にこのクルマを持ち込む」とコメントしており、近いうちに豪快な「1,000馬力のジャンプ」を見ることができるかもしれませんね。
ランボルギーニ・ウラカン・ステラートを1,000馬力仕様にカスタムする動画はこちら
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参照:Ron