| 多少は「おや」と思うところがあるものの、全体的には本物のランボルギーニ・ディアブロと見分けがつかない |
ここまで精巧にレプリカを作るには相当なコスト、そして情熱が必要であったと思われる
さて、北米ではけっこう頻繁に売り出されるスーパーカーのレプリカ。
その主なものはフェラーリやランボルギーニですが、今回は「見た目がほぼ完璧に近い」ディアブロ・ロードスターのレプリカが29,950ドル(現在の為替レートにて約445万円くらい)にて販売されることに(すでに買い手がついたようだ)。
本物のランボルギーニ・ディアブロ・ロードスターの1/10以下の価格とはいえ、けして安くはない価格にて販売されたレプリカを見てみましょう。
そのベースはやっぱりポンティアック・フィエロ
今回販売されたランボルギーニ・ディアブロ・ロードスターはコネチカット州ウォーターベリーのナショナル・オート・ブローカーズを通じて販売されたもので、このベースはポンティアック・フィエロだと紹介されています。
ポンティアック・フィエロはミドシップレイアウトを採用し、ボディパネルの交換が非常に容易という理由からスーパーカーのレプリカベースとして選ばれることが多く、今回ももちろん「同じ理由」によってフィエロが選ばれることに。
ただしディアブロ・ロードスターに近づけるためにフレームをストレッチするなど大改装が行われ、ボディパネルはキットの使用ではなく「ワンオフ」だと紹介されています。
そしてこの出来栄えには感嘆するよりほかはなく、「とんでもなく良くできている部類」だと言って良さそう。
いくつかのディティールを除けば本物のランボルギーニ・ディアブロ・ロードスターに近く、実際にほとんどの人がこれを「ディアブロだと」認識するのではないかと思われます。
ヘッドライトにフロントフード、ホイール、そしてドアの開閉方法に至るまで「本物そっくり」。
あまりに良くできているため、いくつかは本物のパーツを使用しているのではないかと思わせるほどですが、そのあたりについては解説がなされておらず詳細は不明です。
ランボルギーニ・ディアブロ・ロードスターのインテリアは「それなり」によくできていた
そしてこちらはランボルギーニ・ディアブロ・ロードスターのインテリア。
本物のディアブロ・ロードスターに比較するとそれなりの相違は見られるものの、そのベースはポンティアック・フィエロとは思えないほど。
ダッシュボードはディアブロの内装を再現すべく新しく成形し直され、3本スポークのステアリングホイール、トランスミッショントンネルも「ディアブロ風」。
搭載されるエンジンはV8、トランスミッションは4速マニュアル、KONI製ショックアブソーバーが装着されている、とのこと。
ちなみに「ほぼ完全」に見える外観に比して機能的にはいくつかの問題があり、「スピードメーター以外のメーターが作動しない」「ラジオやオーディオも不動」「ランプ類で機能するのはブレーキランプのみ」「サイドウインドウなし」「パーキングブレーキ不作動」「ルーフ欠品」といった注意点が記されています。
これらのいくつかについては修理を行う必要があるものと思われ、しかしポンティアック・フィエロは比較的簡単な構造を持っており、さほど修理にコストはかからないのかもしれません。
このランボルギーニ・ディアブロ・ロードスター(レプリカ)を紹介する動画はこちら
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