Image:RM Sotheby's
| クラシックランボルギーニの評価は近年ますます高まるばかりである |
ランボルギーニ・ミウラ P400 SVの生産はわずか147台のみ
さて、RMサザビーズ開催のオークションにて、1972年製のランボルギーニ・ミウラ P400 SVが490万ドルという記録的な価格(約7億7000万円)にて落札されて大きな話題に。
このランボルギーニ・ミウラにはいくつかの高額落札に至るだけの理由があり、まずひとつはジャミロクワイのリードマン、ジェイ・ケイが所有していたことが挙げられます。
このランボルギーニ・ミウラ P400 SVはこんな経歴を持っている
さらにこのランボルギーニ・ミウラ P400 SVは2004年にはトップギアにて取り上げられたことがあるといい、2015年にはイタリアのクレモニーニ・カロッツェリアで完全な修復が行われ、現在もコンクール品質のコンディションを保っていることが特筆すべき点。
実際のところエンジンルームや・・・。
グリル、テールランプのレンズなどは完全に新車レベル。
各金属パーツや樹脂パーツも新車同様の品質を保っているように思われます。
もちろんこのランボルギーニ・ミウラ P400 SVはシャシー、エンジン、トランスミッションが新車当時の組み合わせと一致する「マッチングナンバー」を持っており、ボディパネルもこれらにマッチする「771」。
製造は1971年12月13日、シャーシ番号は4972、ボディカラーはロッソ・コルサ仕上げ、ゴールドのロッカー パネルとそれにマッチしたホイールという仕様。
ランボルギーニ・ミウラ P400 SVは「ミウラの最終モデル」という位置付けとなり、1971年に発表されていますが、リアフェンダーがワイド化されホイール幅が7Jから9Jへと変更され、サスペンションアームの形状が変更されるなど様々な改良が施されていますが、興味深いのはヘッドライト周辺のルーバー、通称「まつ毛」がなくなり、ヘッドライト周辺がマットブラックにペイントされていること。
この「まつ毛」消失については、後になって「コストがかかりすぎたから」という事実が語られていますね。
ランボルギーニ・ミウラ P400 SVに搭載されるエンジンは3.9リッターV12、出力は385馬力、トランスミッションは5速マニュアル、駆動輪は後輪のみ。
参考までに、このトランスミッションは「横置き」レイアウトが採用されていて、その後ランボルギーニはカウンタックにて「縦置き」へと変更し、この配置がアヴェンタドールまで長きにわたり継続されることに。
しかしながらレヴエルトが「横置き」を採用することでこのレイアウトが久々に(およそ50年ぶりに)復活しているわけですね。
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参照:RM Sotheby's