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ランボルギーニは今でも50年前にカウンタックの製造を開始した生産ラインを使用し、代々V12モデル、今ではレヴエルトを製造している

2024/09/04

ランボルギーニは今でも50年前にカウンタックの製造を開始した生産ラインを使用し、代々V12モデル、今ではレヴエルトを製造している

Image:Lamborghini

| ランボルギーニはスーパーカーという存在に加え、その製造方法においても革命をもたらした |

そして時代が変われどもスーパーカーを製造する情熱は変わらない

さて、ランボルギーニがカウンタックの生産開始70周年を記念し、当時のうカウンタック「プロトタイプ」、そしてそれと同様のカラーリングを持つレヴエルト、さらに当時の生産風景を記録した写真を公開。

カウンタックは、ボディワークが「社内」で製造され、パネルの叩き出しが手作業で行われた最初のランボルギーニであり、インテリアがランボルギーニの室内装飾部門で生産された最初のランボルギーニでもあります(ランボルギーニは早い段階からオートメーション化、内製化率の向上に取り組んでいた)。

ランボルギーニはもともとエアコンや冷蔵庫などを作っていた会社を出自としており、よって「大量生産」に対するノウハウが豊富であったのだとも考えられますが、これは自動車業界における「真の革命」であったと言われます。

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ランボルギーニ工場は今も昔も同じ生産ラインを使用している

ランボルギーニの工場が創業当時から同じ場所に建っているのはよく知られる事実ですが、生産ラインそのものも同じ場所に(しかしもちろんアップデートされながら)あるといい、ランボルギーニの最高製造責任者であるラニエリ・ニッコリ氏は以下のようにコメントしています。

「カウンタックが作られた場所で、スーパー スポーツカー モデルを今も生産していることを誇りに思います。生産は当時から劇的に変化し、カウンタックの生産から今日のモデルに至るまで、多くの側面で顕著な変化がありました。今日の当社の生産は1974年の生産とは大きく異なりますが、最良の側面はそのまま残しており、オペレーターの手作業のスキルと利用可能な最高のテクノロジーを組み合わせ、いわゆるマニファトゥーラ・ランボルギーニ・ネクストレベルを生み出しています。カウンタックの生産と今日の当社の車の共通点は、細部へのこだわりです。」

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カウンタックは1971年3月11日に発表される

ランボルギーニ・カウンタックLP 500は、1971年3月11日のジュネーブ モーター ショーでコンセプトカーとして発表され、すぐに成功を収めたために「量産化とうう決定がすぐさまなされています。

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数台の試作車と3年間の技術開発、そして厳しい路上テストを経て、量産モデルのカウンタックLP400が完成することになりますが、カウンタックの開発中、ランボルギーニはカウンタックを生産する生産ラインを作る作業を進めており、成就との通りこの「生産ライン」もまたカウンタックが革命的だったもう1つの点。

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その革命的であった理由は「ランボルギーニの歴史上初めて、車体が社内で製造された」ことであり、それまでランボルギーニのクルマは2つの異なる場所で製造されていて、機械部品はランボルギーニ本社で製造され、車体は外部のコーチビルダーが製造し、その後サンタアガタボロネーゼの本社工場に送られてフレームと機械部品とを「合体」させられていたものの、カウンタックにて導入された「ランボルギーニ工場で車体製造を自社で行うという決定は、会社の成長に即座に大きな影響を及ぼします。

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当初のランボルギーニ工場は12,000平方メートルの屋根付きエリアで構成され、建設は1963年に開始され、1966年に完了したとのこと。

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同じ時期にギアボックスとディファレンシャルも自社で製造され始め、工場には、生産エリア、オフィス、テストルーム、サービスワークショップが含まれ、当時の生産ラインはわずかに2本。

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1つはエンジンと機械部品用、もう1つは自動車組立用で、1968年10月18日、ランボルギーニは3つの新しい工業ビルの建設を完成させ、屋根付きエリアがあらたに3,500平方メートル増えることに。

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現在、工場は大きく様変わりし、敷地面積は346,000平方メートルにまで達していますが、カウンタックが組み立てられていた第1カウンタック組立ラインと呼ばれるエリアはそのまま残っており、現在は最新のV12プラグインハイブリッドスーパーカー、レヴエルトがここで生産されています。

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組立ラインはシンプルで小規模、そしてすべての作業が手作業で行われ、車体パネルは職人によって叩き出され、木製のテンプレート上でチェックされてから溶接され、車体金型上で調整されるという流れを経ています。

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次に、アルミニウムの車体がフレームと組み合わされ、このユニットは、レール上を走る工業用トロリーに載せられ、さまざまな機械部品が取り付けられるさまざまな組立ステーション間を移動していたというので、現代の「自走式ロボット」の先駆け的存在だと言えるかもしれません。

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加えてカウンタックは、ランボルギーニの内装部門が関与した最初のモデルでもあり、当初は、外部サプライヤーと提携して内装の取り付けと組み立てのみを行っていたものの、最終的には、革張りやステッチも含め完全に独立し、ランボルギーニが今日でも「アドペルソナム」プログラムを通じて顧客に提供しているパーソナライゼーションの重要な部分へと繋がります。

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今日では、生産ラインは最新のものへと変更され、使用される機械や材料もアップデートされてはるかに効率的で、人間工学的に優れる設備へと進化しており、素材としても1970年代にはアルミニウムがメイン、しかし現在ではカーボンファイバーの使用が多くを占めることに。

しかし一方で変わらないものもあり、それは”オペレーターが新しいクルマを製造する情熱”なのだそう。

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参照:Lamborghni

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