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映画「キャノンボール」に登場したカウンタックとドライバー役の女優2人が再会を果たす。「当時、まさかこの映画がここまで人気を呼ぶとは思いませんでした」

映画「キャノンボール」に登場したカウンタックとドライバー役の女優2人が再会を果たす。「当時、まさかこの映画がここまで人気を呼ぶとは思いませんでした」

| このカウンタックは当時から2009年までずっと同じオーナーによって保管されていた |

女優2人は「当時、カウンタックを運転したことも、見たこともありませんでした」

さて、ランボルギーニが映画「キャノンボール」の冒頭に登場したカウンタックの45周年を祝うため、そのカウンタック、そして劇中にてカウンタックをドライブしていた女優2人を再会させるという企画を実施。

このカウンタックLP400Sは45年前の1979年11月に製造され、ネロ(ブラック)の外装とセナペ(マスタード)の内装を備えています。

当初はローマのディーラーへと出荷され、そこから米国に向けて販売された後にフロリダにたどり着いたと推測されていますが、詳細は未だに判明していないのだそう。

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映画「キャノンボール」に登場したランボルギーニ・カウンタックが米国「国家歴史車両登録簿」に登録!歴史的に重要なクルマ30台のうち1台に認定
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映画の撮影のために様々なカスタムが(カウンタックに)施される

そしてフロリダにてこのカウンタックを入手したオーナーの友人がたまたま映画監督で、このオーナーは映画の撮影のためにカウンタックを貸し出すことになるのですが、そこで「舞台メイク」としてノーズにウイングそして四角いヘッドライト、リアには3本のアンテナに(なんと)12本のエキゾーストパイプ、インテリアでは追加メーターなどが装着されること。

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かくしてこのランボルギーニ・カウンタックLP400Sは女優のエイドリアン・バーボーとタラ・バックマンとともに「あの有名な」シーンの撮影に望むこととなり、1981年6月19日の公開とともに全米にセンセーションを巻き起こします。

映画の撮影後、このカウンタックはオーナーのもとへと返却されるものの、上述の改造は「そのまま」だったといい、このカウンタックは2009年まで同じオーナーによって保管され、そして2009年にこのカウンタックLP400Sを手に入れたのが(ニューヨーク出身、フロリダ在住の)ジェフ・イッポリティなる人物。

子供の頃に映画で見たあのカウンタックを、まさか自分が手に入れることになるとは想像もしませんでした。映画のオープニングで初めてカウンタックが動いているのを見て、その音を聞いて魅了されたのです。それ以来、ずっと私はカウンタックに夢中でした。

ジェフ・イッポリティ
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なお、同氏がこのカウンタック(実車)を初めて見たのは映画の公開から26年後で、そこから交渉を重ねてようやく自分のものとしたそうですが、前オーナーも長期にわたって保有してきたことからをも分かるとおり、なかなか手放そうとはしなかったようですね。

そしてこのカウンタックは現在「米国議会図書館に登録された30台しかないクルマのひとつ」となっていて、この米国議会図書館は「アメリカの歴史、社会、伝統にとって非常に重要なもの」として認めたものだけを(もちろん自動車以外も)登録していますが、いったん認定されるとその製品に関するすべての知識、つまり構造設計から写真、元の文書から歴史に関するものまでが議会図書館のホールに保存され、アーカイブされるのだと説明されています(このカウンタックLP400Sは映画公開40周年を迎えた2021年に認定されている)。

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映画撮影依頼、二人の女優ははじめて再会

1981年に映画で共演して以来、この2人の女優は直接会ったことがなかったといい、つまり今回が「初の再会」。

さらにここにカウンタックが加わることでドラマティックなムードが盛り上がることとなるわけですが、エイドリアン・バーボー(マーシー・サッチャー役)いわく、「撮影を開始するまで、ランボルギーニ・カウンタックを運転したことはもちろん、見たこともありませんでしたが、それでもすぐに美しいと思いました。ただただ美しいです。今でもそうです」。

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いっぽうのタラ・バックマン(ジル・リバーズ役)はキャノンボールにてカウンタックが映画の中で最終的な勝者となったことについて「カウンタックは勝者の風貌を持っており、他のクルマは勝てなかったのでしょう。他のクルマはカウンタックの域に達していなかったのです」とコメント。

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そして映画「キャノンボール」がこれほどまでに長く語り継がれ、伝説的な地位に到達することを予想していたかという質問に対して、2人は以下のように語っています。

決して、一瞬たりとも。私たちだけではなく、撮影中は誰も、この信じられないほど長く続く成功を予想していなかったでしょうね。人々が私にサインを求め始めるまで、この映画がどれほど成功したかはわかりませんでした。今でもそうです。私はホラー映画の女優として成功し、バットマン映画でキャットウーマンを演じたにもかかわらず、人々は何よりもカウンタックのモデルカーにサインをするように私に求めます。

エイドリアン・バーボー

私もカウンタックの写真やモデルカーに何回サインしたか覚えていません。お気に入りのシーンはやはりクルマから降りて道路標識に”X印”をスプレーするシーンですね。この映画がアメリカの文化と社会に与えた影響は誰もが知っています。このランボルギーニも誰もが知っています。ランボルギーニに乗っている2人の女性も誰もが知っていて、私たちはその役と切っても切れない関係にあるのです。

タラ・バックマン
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今回この劇的な「再会」に立ち会ったランボルギーニのアフターセールスディレクター、アレッサンドロ・ファルメスキ氏は次のようにコメントしており、この歴史的な瞬間に感動を隠せないようですね。

米国でランボルギーニに勤務していた頃から、このカウンタック LP400Sとその素晴らしい歴史を知る機会がありました。このクルマは、多くの若い愛好家をランボルギーニ ブランドとカウンタックへと惹きつけており、彼らが成長してからは私たちのブランドとクルマの顧客となっています。その仕様は工場出荷時とまったく同じではありませんが、アウトモビリ・ランボルギーニにとって歴史的に重要な車であることは間違いありません。また、議会図書館への収蔵が証明しているように、自動車文化だけでなく、国全体の文化にとっても重要な車です。ランボルギーニとして、私たちは誇りに満たされるばかりです。この車を映画「キャノンボール」の忘れられないクルーと再会させ、その45周年を祝えることを嬉しく思います。

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キャノンボールに登場したランボルギーニ・カウンタック、そして当時の女優が再会を果たす動画はこちら

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参照:Lamborghini

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