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次世代ランボルギーニ・ウルスは”EVとなるはずだった”計画を撤回し「V8ハイブリッド」へ。ポルシェ・アウディとパワートレインを共有しガソリンエンジン継続

ランボルギーニ ウルスのフロント
Life in the FAST LANE.

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現時点では「ウルス」の名を継承するかどうかはわからない

自動車業界全体がフルEV(電気自動車)への移行を急ぐなか、ランボルギーニが完全電動化への歩みを緩めることについては既報の通り。

すでにBEVとしての「ランザドール」の計画が撤回されたことが報じられていますが、そこで気になるのが「SUVであるウルス(Urus)の次期型はどうなるのか」。

ウルスは次世代モデルにて完全電動化を果たすというのが少し前の路線ではありましたが、ついにウルス後継モデルに関してランボルギーニが口を開くこととなり、結論から言えば「次期型ランボルギーニ・ウルスは完全EV化を行わず、V8プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを継続採用することが決定した」。

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記事の要約(ポイント解説)

  • EV拒否とV8継続:プロダクトラインディレクターのステファノ・コッサルター氏が「次期ウルスはEVにならない」と明言。
  • VWグループでのエンジン共有:ポルシェ・カイエン、アウディRS Q8、ベントレー・ベンテイガとV8ツインターボ基幹構造を共有しつつ、ランボルギーニ独自のチューニングを実施。
  • 日常性と官能性の両立:強烈なシステムトルクによる日常の使いやすさと、ランボルギーニらしいエモーショナルなサウンドを両立させる狙い。
  • 最新モデルの圧倒的スペック:現行世代のフラッグシップとなる「ウルスSE ペルフォルマンテ」は最高出力800馬力超、0-100km/h加速3.3秒を達成。
ブルーのランボルギーニ・ウルス(静止、ドバイの正規ディーラーにて)
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「EV化見送り」の背景にあるエモーショナルな理由

自動車メーカー各社が電動化戦略の修正やEV計画の再考を迫られるなか、ランボルギーニは一歩踏み込んだ判断を下すこととなり、ウルスのプロダクトラインディレクター、ステファノ・コッサルター氏は、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのインタビューにおいて次のように述べています。

「どのような形であれ、次世代のウルスは電気自動車にはなりません。私たちは業界の動向を見極めつつ、引き続きV8ハイブリッドを採用します。豊かなトルクがもたらす日常の使いやすさを非常に気に入っています」

—— ステファノ・コッサルター(Stefano Cossalter)

ランボルギーニがEV化を急がない最大の理由は「EVではブランド特有のエモーション(感情的な刺激や高揚感)を表現しきれない」という顧客の声、そして同社の哲学にあるといい、擬似的な変速ショックや電子効果音に頼るのではなく、V8エンジンが奏でる本物のサウンドと脈動感こそが、ウルスをウルスたらしめている、という判断に至ったようですね。

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VWグループ内のシナジーとランボルギーニ独自の調教

ウルスのパワートレインは、フォルクスワーゲングループ内のラグジュアリー&ハイパフォーマンスブランドで共有されており・・・。

  • アウディ:RS Q8
  • ポルシェ:カイエン ターボ
  • ベントレー:ベンテイガ

基本となる4.0リッターV8ツインターボエンジンの基本設計はこれらと共通ではあるものの、ランボルギーニはエンジン始動時に一気に2,400rpmまで吹き上がるという専用の制御、そしてドライビングモードごとの鋭いレスポンスなど、直感的に「ランボルギーニに乗っている」と体感できる官能的なチューニングを施しています。※次世代ウルスでもこのパワートレインが使用されるということは、そのまま「次世代カイエンとベンテイガもV8ハイブリッドを使用する」ということを意味するのかも

ランボルギーニ ウルスのメーター
Life in the FAST LANE.

現行モデルのトップレンジ:ウルスSE ペルフォルマンテ

現在のウルスファミリーにおけるトップレンジは最新モデルの「ウルス SE ペルフォルマンテ」となりますが、これは次世代ウルスが目指すV8ハイブリッドの圧倒的なポテンシャルを証明するモデルでもあり、カーボンファイバーパーツの多用による軽量化、そしてエアロダイナミクスの最適化を図ることにより、ハイブリッドシステムによる重量増を感じさせない鋭い走行性能を実現しています。

項目ウルス SE Performante スペック詳細
パワートレイン4.0L V8ツインターボ + 永久磁石同期モーター(PHEV)
最高出力(システム合計)800 hp以上(812 CV)
最大トルク1,000 Nm
駆動方式4WD(四輪駆動)
トランスミッション8速オートマチック
0-100 km/h 加速3.3 秒
最高速度312 km/h
バッテリー容量25.9 kWh
EV航続距離約60 km
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ランボルギーニ ウルス:市場でのポジショニング

スーパーSUV市場においてウルスは常に主役であり続けており、現時点での(ランボルギーニ内での)販売構成比は50%を超え、そして新規顧客の獲得率は約80%にも達するなどランボルギーニ全体の収益を支える大黒柱、さらには将来の成長を約束する基礎としての役割を果たしており、ライバル勢と比較してもウルスの戦略的ポジションは非常に明快です。

  • フェラーリ・プロサングエ(Purosangue):自然吸気V12エンジンを搭載し、高回転でのエモーショナルさを追求。ただし純ガソリン車であり、今後の環境規制への適応が課題
  • ポルシェ・マカン / カイエン:マカンは完全EVへ移行し、カイエンも電動化を加速中。しかし、市場の一部では依然として内燃機関(ICE)を求める声が根強く存在
  • ランボルギーニ・ウルスの優位性:V8ツインターボの官能性とPHEVによる低排出・EV走行の利便性を完全に両立。街中ではサイレントに走れ、サーキットやワインディングでは「テメラリオ」にも迫るスーパーカー性能を発揮する
ランボルギーニ ウルスのテールランプ
Life in the FAST LANE.

結論

「すべてを電動化する」という一時期のトレンドから一歩距離を置き、顧客が本当に求める「官能性」と「日常の扱いやすさ」を追求したランボルギーニの決断は多くのファンやオーナーにとって納得の選択とも言えるもの。

そしてV8ツインターボエンジンと最新のプラグインハイブリッド技術とが「さらに高い次元で」融合した次世代ウルスはスーパーSUVというジャンルの最高峰として、これからも他を圧倒する存在感を示し続けてくれることになりそうです。

なお、ランボルギーニは「同じ名前を継続して使用しない」ことでも知られており、よってウルス後継もまた「ウルス」以外の名を名乗る可能性が高く、そのネーミングについても期待したいと思います。

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参照:TheSupercarBlog

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