現行マセラティ・グラントゥーリズモが2020年で生産終了、とのウワサ。
なお予定通りであれば2016年に生産が終了し2017年にも新型に切り替わっていたはずですが、「販売好調」との理由でいったん生産終了とした決定をキャンセルして生産継続決定。
これにあわせ、先ごろグランカブリオともどもフェイスリフトモデルを発表していますね。
現行マセラティ・グラントゥーリズモは2007年発表なので「もう10年」。
それでもこの車を超えるほどの美しさ、セクシーさを持つ車は無く(アストンマーティンDB11はいい勝負)、現在でも販売好調なのが頷けます。
画像よりも実物のほうが遥かに見栄えがよく、今見ても「よくこんな車を発売できたな」と感心するほど。
エンジンは4.2~4.7リッターV8でトランスミッションはATとセミATという珍しい構成。
最初はセミAT”MCシフト”のみが発売され(こちらはトランスアクスル)、そして後にAT(トランスミッションはエンジン直後にある)が発売となっています。
セミATに加えてATを発売したところを見ると、相当にセミATが扱いにくかったのだと思われますが、登場年を考えるとセミATの完成度は高くなく、実際のところセミATはほぼ絶滅してしまったので、AT追加は正しい判断だった、と言えるでしょう(以前に乗っていたランボルギーニ・ガヤルドもセミATでしたが、あれとマセラティのオーナー像とのマッチングはたしかに良くないかもしれない)。
新型グラントゥーリズモについての情報は極めて限定的で、スタイリングが現行モデルとアルフィエーリ・コンセプトとが融合したものになると言われ、エンジンは3.8リッターV8ターボになる、とも。
なおマセラティにとって最大の市場は中国で、そして中国では4リッターを超えると税金がハネ上がるため、やはり「4リッター以下」に抑えてくるのは間違いなさそう。
なお現行モデルのデザインはピニンファリーナによるものですが、新型はどうなるのかも不明です(ピニンファリーナは現在インドのタタ傘下)。
ただ、次期型グラントゥーリズモについては来年早々にもコンセプトモデルとして公開されるのでは、という話もありますね。
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