| たしかにオラチオ・パガーニは以前からポルシェ917のファンであることを隠さない |
さて、パガーニはその最新モデル「ウアイラR」の発表目前と思われますが、ここ最近立て続けにティーザー画像や動画を公開中。
今回も新たにティーザー動画が公開されており、その中にてパガーニ創業者、オラチオ・パガーニ氏が「ウアイラRの開発に際してのアイデア」「そもそもなぜウアイラRを作ろうと考えたか」について語っています。
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様々な「縛り」から開放されたかった
ウアイラRの設計において念頭に置いたのは「もし、様々な縛りや制限がなく、単に”速い”クルマを開発できたなら」。
これはおそらくスポーツカーやレーシングカーの開発に関わる人であれば、必ず頭に思い浮かべる問いかもしれません。
オラチオ・パガーニ氏の前職はランボルギーニの技術開発主任ですが、そこで「カーボンモノコック」を会社に提案するも、コスト高から採用に至らず、であれば「自分でつくろう」と考えて起こしたのが自身の会社「パガーニ・アウトモビリ」。
そこではゾンダ、ウアイラをリリースすることになりますが、そこでも日々厳しくなる環境規制、様々な社会的制約に苦しめられていたと見え、そこで理想として思い描いたのが「なんら制約を受けないスポーツカー」。
公道を走ること、そして競技用であってもなんらかの公式レースに参戦するとなると「法規」「レギュレーション」に縛られることになり、それらに縛られたままでは自分の理想を実現できず、であればそういった縛りから開放されたクルマを作ろうと思い至ったわけですね。
それがかつてのゾンダR、そして今回のウアイラRだということになります。
ウアイラRはどんなクルマに?
そして現在まだまだ明かされていないのがウアイラRの詳細。
今のところわかっているのは「サーキット走行専用(公道走行はできない)」「エンジンはメルセデスAMG製V12自然吸気」ということくらいですが、今回公開された動画にて、オラチオ・パガーニ氏は「1960〜1970年代のル・マン・プロトタイプ・レーシングカーからインスピレーションを得た」と語り、とりわけポルシェ917から刺激を受けたと語っています。
なお、同氏は別の動画にて、「大のポルシェ917ファン」であることを公言し、今でもポルシェ917の図柄が描かれたカップでコーヒーを飲み、ポルシェ917のモデルカーを眺めるのが「モーニングルーティーン」だとも。
今回の動画ではその開発プロセス、また別途ウアイラRのシルエットが公開されており、発表までは「あと少しの辛抱」ということになりそうです。
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パガーニ・ウアイラRへの熱い想いを語る動画はこちら
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