| どうやらアメリカはこれでも合法に走れるらしい |
なぜかTOYO TIREがヒルクライム仕様にカスタムされたエクストリームなホンダ・シビックを公開。
これは5代目のEG型(1991−1995年)を改造したものですが、とにかくバカでかいフロントウイングが目を引きます。
ただ、このウイングに負けず劣らずなのが前後のオーバーフェンダー、そしてエンジンむき出しのボンネット、そしてこれまた巨大なリアウイング。
フロントの見た目はまるで除雪車
エンジンはこんな感じでボンネットから突出しており、これはアキュラ製のV6。
エンジンそのものに手は入っていない(メカチューンは施されていない)そうですが、ギャレット製の巨大なターボチャージャーを装備するなど補機類にて大幅パワーアップを果たしているようですね。
室内はない藻類がほぼすべて剥がされ、メーター類は「最小限」。
ほぼフルロールケージ状態となり、シートは「シングル」。
車体重量やエンジン出力は不明ですが、重量はおそらく700キロ台だと思われます。
この巨大なフロントウイングは時速144キロの時点で226キロのダウンフォースを発生する、とのこと。
フロントタイヤは思いっきり外に出されますが、それをカバーするためにフロントフェンダーも外側へ(片側20センチ以上は出ていそう)。
リアもワイドトレッド化され、簡素なオーバーフェンダーで覆われます。
そしてこの巨大なリアウイングとディフューザー。
このシビックはかの「パイクスピーク」に出場できる仕様を持っているとのことですが、昨年のパイクスピークで史上最速タイムを出して優勝したフォルクスワーゲンI.D. R.を見ても分かる通り、このレースに必要なのは「ダウンフォース」。
パイクスピークの初開催は1916年なのでじつに103年の歴史を誇る競技となりますが、世界中から猛者が集まることでも知られ、特に開催地でもあるアメリカでは非常に人気の高いレースでもありますね。
なお「パイクスピーク」そのものはアメリカのコロラド州はロッキー山脈の中にある山の一つで、これを頂上めがけてぶっ飛ばすのがこのレースとなり、レースの正式名称は「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。
スタート地点は標高2,862メートル、頂上は4,301メートル、つまりその標高差は1,439メートルもあり、カーブの数は156、気温(燃調に関係する)や路面状態の変化が大きいために経験が要求されるレースとしても知られますね。
それでは動画を見てみよう
こちらその「驚異の」ホンダ・シビックを紹介する動画、「MAX DOWNFORCE | HILL CLIMB HONDA CIVIC 」。
実際に道路を走行していますが、さらに驚かされることに、このシビックはどうやら「合法に公道を走れる」ようですね。