| まさかヒュンダイがここまでのクルマを作ってくるとは |
さて、ヒュンダイはハイパフォーマンスブランドとして「N」を持っていますが、この「N」とはニュルブルクリンク、そしてヒュンダイ本社所在地の頭文字を取ったもの。
現在この「N」を率いるのはBMW M部門でマネージャーを努めたアルバート・ビアーマンその人で、BMWに対しては「Mモデルを乱発しすぎ」と名指しで避難し、Mはもっとピュアであるべきだと主張する人物です。
ヒュンダイ「N」の実力はいかほど?
そんな同氏が率いるヒュンダイNだけに走りについては妥協を許さず、その第一弾となったi30 Nについてはとくに強いこだわりが発揮されているようです。
i30 Nは2リッターターボエンジンを持ち、246馬力を発生しますが、「パフォーマンスパッケージ」装着だと275馬力を絞り出して0-100キロ加速6.2秒というスペック。
電制デフ、電制サスペンションを持ち、トランスミッションは6速マニュアルのみという、けっこう本気なクルマでもあります。
そしてこのi30 Nをさらにスパルタンに仕立て上げるi30 Nオプション(25ものチューニングパーツが組み込まれている)も発表されており、とにかくヒュンダイは本気である、ということがわかりますね。
ホンダ・シビック・タイプRはFF無敵マシンの一台
そして対するホンダ・シビック・タイプRはいわずとしれたFF最速マシンのひとつで、ルノーRS、フォルクスワーゲン、そしてヒュンダイNもこれを一つの指標としているスポーツカー。
搭載されるエンジンは2リッター4気筒ターボ、出力は315PS、トランスミッションは6速MTのみ。
今回はヒュンダイの誇るi30 Nとゼロヨンを競うこととなっています。
実際に走ってみたらこうなった
そして両者のドラッグレース開始。
なお、ヒュンダイi30 Nはフォルクスワーゲン・ゴルフGTIをぶっちぎったこともあるという、侮れない実力の持ち主です。
スタートを切った瞬間はなんとi30 Nのほうがリード。
ただしその後はシビック・タイプRが怒涛の追い上げを見せてi30 Nに迫ります。
最終的にはシビック・タイプRが僅差で勝利。
両方ともトランスミッションがマニュアルなので、ドライバー次第で勝負が逆転することもありそうですね。
ヒュンダイがここまでのクルマを作ってきたというのは正直驚きでしかありませんが(ちょっと信じられない)、機会があれば自身で運転してみたいものだ、と思います。
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参照:Cars.co.za