ホンダ・シビックのチーフエンジニアが発言したところによると「シビック・タイプRは始まりにしか過ぎない」とのこと。
これは今回発売したシビック・タイプRについて述べたものですが、「販売を安定化させるために、追加モデルを検討中」としています。
廉価版の投入は否定しているものの、「さらなるハードコア版」や「4WD版」のタイプRも検討中としており、それらが登場すればホットハッチ市場も大きく勢力図が変わりそうですね。
なお現在「FF」においてはニュルブルクリンク最速は新型ホンダ・シビック・タイプRですが、おそらくはフォルクスワーゲン・ゴルフGTIの新型、ルノー・メガーヌR.S.のニューモデルについてこのタイムを超えてくるのは間違いなさそう。
となるとホンダはここで「シビック・タイプRR(ダブルアール)」などを投入してさらなる記録更新に意欲を燃やすのではということですが、さらには4WDの投入にてフォルクスワーゲン・ゴルフR、フォード・フォーカスRSなどの4WDホットハッチに対抗する可能性が濃厚になったと捉えていいのかもしれません。
なお4WDモデルのシビック・タイプRはスバルWRX STIをもターゲットに入れることになりそうで、さらには出力向上によってスーパースポーツの領域にまで進出してくることも考えられます。
ちなみに目下最大のライバルと言えるルノー・メガーヌR.S.についても多くのバリエーション/限定車があり、ざっとメガーヌR.S.モナコ、メガーヌR.S.273、メガーヌR.S.273トロフィー、メガーヌR.S.273トロフィー2、メガーヌR.S.RB7(レッドブル)、メガーヌR.S.、メガーヌR.S.273トロフフィーSなど。
もしかするとホンダはこういった「限定モデル小出し」もイメージしているのかもしれませんね。