ゼロヨンのタイムはなんと11秒前半
マツダ・ロードスターにV8エンジンを押し込んだ「モンスター・ミアータ」が販売中。
これは初代(NA)マツダ・ロードスターのフォード製の6.7リッターV8エンジンをスワップしたもので、見てのとおり収まりきれなかったエンジンをカバーするために盛り上がったフードが自慢な一台。
ちなみにエンジンの排気量はもともと5.8リッターですが、これのストロークを延長して「6.7リッターへ」排気量をアップしている、とのこと。
販売価格は230万円ほどで、年式を考えるとかなり割高な設定ではあるものの、「最高のおもちゃ」を求める人には安い買い物かもしれません。
そのサウンドはまさにアメリカンV8
更にサスペンションはその強大なトルクを受け止めるべくマスタングから頂戴したリアアクスルへとまるごと入れ替えられて(ソリッドだと記載されている)いるそうですが、リアタイヤは意外に細く、加速時にはとんでもなく「暴れる(もしくはホイールスピンを起こして進まないか、その場で一回転するか)」のだと思います。
なお、内装はけっこう「普通」。
ただしセンターコンソールのスイッチ類はいくつか置き換えられているようです。
そしてメーターも新しいものへ。
動画ではそのブリッピングも披露していますが、6.7リッターV8とは思えないほどの吹け上がりを見せています(サウンドはV8エンジンそのもの)。
アメリカではロードスターのカスタムが大人気
なお、アメリカではマツダ・ロードスターはカスタムベースとして高い人気を誇りますが、おそらく理由としては「比較的入手しやすい価格(新車、中古とも)」、「オープンカー」ということが大きな要素かもしれません。
そんなわけでアメリカでは単にスーパーチャージャーやターボで武装するカスタムの人気も高く、あちこちから様々なキットが登場し、アフターマーケットを賑わせているようですね。
さらにこれも「アメリカならでは」ですが、”オフローダー化”の人気も非常に高い模様。
そしてNA型ロードスターは格安でベース車両を購入できるためか、とくにカスタムベースとしても人気。
そのほかにもサーキット専用、トラックなど様々なカスタムが見られますが、エンジンスワップやボディ形状変更に寛容な、アメリカならではの現象だと言えそうです(日本はこれらの規制が厳しく、とくにエンジンスワップはコストに見合わない)。