| 東南アジアのチューナーは創意工夫に溢れている |
さて、なにかと熱い東南アジアでの日本車カスタム。
今回はHKSタイランドが独自のカスタムを披露し、その姿がなかなかにカッコいいとぼくの中で話題に。
画像や動画を見ると日本では発売されていないパーツが装着されているようで、なかなかにアグレッシブな仕上がりとなっています。
目玉は「カーボンテール」マフラーとなっていますが、ボディパーツに見どころも多く、その内容を紹介してみたいと思います。
外装パーツはブランドミックス?
HKSタイランドが手掛けたマツダ3にはエアロパーツが装着されており、みたところフロントアンダースポイラー、リアウイングはオートエグゼ製が装着されている模様(それぞれに日本国内だと82,000円/58,000円)。
ただしサイドステップ、リアアンダー(バンパー下部左右に取り付けられるパーツ)、リアディフューザーはメーカー不明。
車高もきれいに落ち、タイヤ/ホイールもいい具合にツライチです。
ちょっと浮いている(その浮きを利用してレーシングカーっぽく見せているのはナイス)ところを見るに、他車種用の流用かもしれませんね。※リアバンパーサイドのパーツについては、RX-7用で似たようなパーツをみた記憶もある
なお、東安アジアは平均所得が日本に比べて低く、日本製のパーツをバンバン装着できないため、「少ない予算でなんとか格好良く見せよう」という創意工夫が(ショップ、ユーザー共に)見られ、けっこう参考になる部分も。
ボンネットはランボルギーニやマクラーレン、レクサスでも採用される「鍛造(フォージッド)カーボンファイバー)」。※これもメーカー不明
よく見る「織り目」のある(繊維を使用した)カーボンとは異なり、カーボンファイバーと樹脂とをプレス成形したもので、量産に向くとされていますね。
そして目玉のカーボン製スリーブを持つマフラー。
ただし日本のHKSからは販売されておらず、HKSタイランド謹製なのかもしれません。
価格については17,000タイバーツ、つまり日本円だと驚きの58,000円という設定です。
テールエンドはこんな感じ。
これがノヴィテック製のランボルギーニ・ウラカンEVO用だとテール部分だけで40万円くらい(左右ペアで)という価格設定です。
チラリと覗くステンレス製のタイコ部も素敵ですね。
リフトアップして下から覗くとこう。
スプリング、そしてフロントだとスタビライザーも交換されているようです。