マツダ・ロードスターをフェラーリ・モンツァSP1風に！レンダリングから現実世界に転生した「MXスピードスター」市販モデルが公開される

｜　レンダリングを実際のクルマに落とし込む作業はかなり難しいが、このMXスピードスターは「うまくやった」ほうだと思う　｜

軽量化やパワーアップもメニューに加えられており、なかなかに面白いクルマが出来上がりそう

さて、昨年11月にマツダ（NA）ロードスターをベースにしたレンダリング、「MXスピードスター」が市販されるというニュースが流れましたが、今回市販化を担当するアメリカのチューニングカンパニー、ゼネックス・モータースポーツ（Xenex Motorsports）がその市販バージョンの最初の姿を公開することに。

これはフロリダのザ・アメリアにて公開されたもので、もともとのエクステリアデザインは3Dアーティスト、カシム・トリベコフ氏によるものです（ゼネックス・モータースポーツが同氏からデザインにおけるライセンス契約を取得している）。

MX,スピードスターの開発にかかったのは1年以上

なお、このMXスピードスターの開発には1年以上を要し、その結果として「高品質で塗装可能なリボディキット」が完成することに。

そしてこのロードスターがそのボディキットを装着した車両そのものであり、フロントバンパーのみらなず前後フェンダーも交換され、フェンダーの「峰」がシャープな形状に。

さらにはウインドウフレーム「レス」、コンパクトなドアミラー、シート後方のトノカバーなども再現されており、かなり「頑張った」ということわかります。

なお、もともとのレンダリングは現実世界に送り出すことを前提にしていなかったものと思われ、よってヘッドライトがデリートされるなど非現実的な部分もあり、しかし実際に発売されるMXスピードスターは当然ながらヘッドライトはじめ各種法規に適合した仕様を持っており、テールランプも「現実的」なデザインに。

リアバンパー、そしてトランクリッドも形状が変更され、つまりはボディパネルのほとんどが置き換えられているということになりそうですね。

なお、カラーリングはフェラーリ・モンツァSP1のイメージカラーをフィーチャーしたものだと考えてよいかと思います。

「MXスピードスター」には3バージョン

このゼネックス・モータースポーツによるMXスピードスターには3バージョンが用意され、最もシンプルな「MXスピードスター」は、ボディキットのみを追加し、車重を113kgダイエットすることが可能なほか、サーキット走行に対応したサスペンションキット、競技用ウィルウッド製ブレーキ、17インチホイールもオプションにて提供される、とのこと。

そのひとつ上の「MXスピードスターS」は、ファストフォワード製スーパーチャージャーを追加することで出力が203PSへ向上し、さらなる軽量化が行われるもよう。

最上位モデルの「MXスピードスターRS」はもともとの4気筒エンジンをシボレー製LS V8（355PS）へとスワップするというハードなカスタムが施され、とんでもなく刺激的なクルマとなるのかも。

ちなみにこちらがカシム・トリベコフ氏が作成したオリジナルのレンダリングです。

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参照：tlibekua