| マツダはいずれの世代のロードスターにおいてもいい仕事をしたようだ |
それにしてもここまできっちり世代順、スペック順に並ぶとは
さて、Carwowが時々Youtubeへとアップする「その車種の各世代を集めたドラッグレース」。
これまでには「GT-R」「ポルシェ911ターボ」「BMW M3」といった人気モデルの各世代間バトルが公開されていますが、今回は「4世代に渡るマツダ・ロードスターのドラッグレース」がリリースされています。
マツダ・ロードスターは「人馬一体」を最重要視し、いたずらにパワーアップを行わず正常進化を繰り返すという「まるで見本のような」モデルチェンジを行ってきたクルマ。
ここで各世代における加速の違いを見てみましょう。
マツダ・ロードスター「各世代」のスペックはこうなっている
まずは各世代のスペックを見てみると(いずれも英国仕様)、1989年に発表された「NAロードスター」は1.8リッター自然吸気4気筒エンジンを搭載し131馬力 / 152Nmを発生し、トランスミッションは5速マニュアル、車体重量は990kg。
1998年にはNBロードスターが登場し、こちらも1.8リッター自然吸気4気筒エンジンを搭載しますが出力は146馬力 とややアップ。
トランスミッションは5速マニュアル、車体重量は1,065kgです。
第3世代のNCロードスターは160馬力 / 188Nmを発生する2リッター自然吸気4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションは6速マニュアルにアップデート、車体重量は1,030kg。
スペック的にはNC世代から大きくアップしています。
最後のNDロードスターは2リッター自然吸気4気筒エンジンを搭載し184馬力 / 205Nmを発生し、トランスミッションは6速マニュアル、車体重量は1,030kg。※英国仕様のロードスターは2リッターもしくは1.6リッターを選べる
実際にMA、NB、NC、NDロードスターがドラッグレースを走ったらこうなった
そしてここからは各世代が一斉にスタートしクオーターマイル(ゼロヨン)を競った状態。
スタートラインに並び・・・。
スタートと同時に飛び出したのはNDロードスター。
そして残る3台はびっくりするくらい同じ加速を見せます。
ただしそこからちょっとづつ差が開き・・・。
まずはNDロードスターが14.7秒でゴール。
次はNCロードスターの16,4秒。
ついでNBロードスターの16.9秒。
最後はNAロードスターの17.2秒。
こうやって見ると面白いほど「世代順」の並びとなっており(まさに正常進化)、NDロードスターがもし日本仕様の1.6リッターであればもっと4車のタイムは接近していたのかもしれませんね。
なお、こちらはブレーキテストの結果(効果的にエンジンブレーキを使用しての停止)ですが、NDロードスターのみが他に比較して「手前」でストップしています。
やはりすべての面においてNDロードスターの優位性が際立つ結果となっているものの、ほか世代ではパフォーマンスが拮抗しており、いずれを選んでも同じように楽しめるのがロードスターのいいところなのだと思われます。
4世代のマツダ・ロードスターがドラッグレースを走る動画はこちら
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参照:carwow