Image:cars & bids
| フロントから見るとどうやってもロードスターには見えないところがまた魅力でもある |
おそらくは極めて運転が難しいクルマだと思われる
さて、マツダ・ロードスター(特に初代NA)は中古市場に出回っている数が多く、かつ価格も安いことから改造車のベースとして選ばれることが多く、特にアメリカではV8エンジンを押し込むという「魔改造」が比較的メジャーといった印象です。
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まさかの「ホットロッド化」されたロードスターが登場
そこで今回、米オークションサイトに登場したのがシボレーのLSエンジンへとスワップしたロードスター。
フロントにロードスターの面影はなく、ドア以降を見てはじめて「ベースがロードスターである」とわかるくらいですが、見た目はもう完全なるホットロッド。
なお、このV8エンジンはトレイルブレイザー SSから取り出されたもので、約450馬力を発揮すると説明されており、ロードスターの軽量シャシーにこのエンジンを押し込んだとなると相当に強烈な走りを見せることは間違いなく、さらにこの個体はは6速トランスミッションへと換装されており、これ以上ないほどに楽しいクルマに仕上がっているのかもしれません。
さらにはとてつもなくフロントヘビーであることは間違いなく、改造の過程においてABSが除去されているそうなので、運転にはかなりの注意を要すると考えていいのかも。
ちなみにエキゾーストパイプは「サイド出し」が採用され、ハードトップを取り払う、もしくはトップを開け放てばこの上ない刺激的なサウンドを聴くことができるのかも。
フロントメンバーの多くは(V8エンジンを収めるために)切り取られていますが、ストラットに補強のためのバーが装着されるなど車体剛性にも注意が払われているように見受けられます(ただし”ねじれ”を考慮するとクロスメンバーが欲しいところである)。
そしてメーターはフルデジタルへと交換され・・・。
シートはフルバケット、そして頑丈そうなロールバーが装着されています。
オークション終了まではあと数日残されていますが、この手のクルマは「その気がない人はまったく興味を示さない」ものの、この路線が好きな(ぼくのような)人間にとっては宝石のような輝きをもって目に映り、いったいいくらで落札されるのかが気になるところですね。
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