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マツダ・ロードスターは今月で販売120万台を達成。ND世代になってからはじめてモデルチェンジで販売が伸び、マツダの思想がいかに正しかったかが証明される

2023/10/27

マツダ

| ちなみにマツダ・ロードスターはポルシェ911と同時期に100万台を達成し、そしてまた同時期に120万台を達成 |

さらにロードスターは「もっとも売れたオープンスポーツ」としてギネス記録にも認定されている

さて、マツダがロードスターを「累計120万台販売した」と発表。

これはマツダの社長兼CEO、毛籠勝弘 (もろ・まさひろ)氏のコメントから明らかになったものですが、2016年4月22日の100万台達成(発売から27年)から6年半後に120万台を記録したということに。

なお、興味深いことに、1964年に発売されたポルシェ911はロードスターが100万台の販売を達成した1年後に100万台を達成しており、現在の販売台数は(2023年5月で)120万台をマークしていて、つまり発売時期は異なれど、同じような時期に100万台を達成し、よく似たペースで100万台から120万台までに推移しているわけですね(ポルシェ911のほうがちょっと速いペース)。

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マツダ・ロードスターはこんな販売推移を辿っている

マツダ・ロードスターは1989年にNA型が発売され、以降NB、NCと続いて現在のNDで四代目。

初代の発売はアメリカで先行して行われ、この際シカゴ・モーターショーに展示されたイメージカラーは「シカゴ・レッド」で、先日発表されたアイコニックSPはこのレッドをイメージしているのかもしれません(アイコニックSP発表時、マツダは”レッドを大切にしたい”と語り、そしてアイコニックSPはNAロードスターをイメージしたと思われるリトラクタブル風ヘッドライトを持っている)

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マツダが新型コンセプト「アイコニックSP」発表。ロータリエンジンで発電して走るEV、リトラクタブルヘッドライト風のヘッドライトなど過去の車へのオマージュも
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そして2000年には50万台を販売し、同年5月には531,890台を達成し世界で最も売れた2人乗りオープンスポーツ」としてギネスに認定されることとなっています。

さらに2004年には70万台、2007年には80万台、2011年には90万台、2016年には100万台と快調に販売を伸ばしてきたわけですが、発売後11年(2000年)で50万台、その後4年(2004年)で+20万台、3年後(2007年)に+10万台、4年後(2011年)に+10万台、5年後(2016年)に+10万台、さらに7年後(2023年)に+20万台というペースで推移していて、これをそれぞれ1年あたりの販売台数に換算すると4.8万台→5万台→3.3万台→2.5万台→2万台→2.86万台というペースであり、驚くべきことに直近では販売ペースが向上していることがわかります。

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これはおそらく「ライトウエイト」に回帰したNDロードスターの評価が高まっているというよりほかにないと考えていて、マツダの考えがいかに正しかったか、そしていかに支持を得ているかがわかろうというものですね。

現在「コンパクトスポーツ」は失われつつあるニッチなセグメントではあるものの、ロードスターは未だそこに根強い需要が存在することを証明しており、ぼくらとしてはその存在ができるだけ長く続くことを願わんばかり。

なお、ここ最近でチョコチョコと新型(フルモデルチェンジ版)ロードスターに関する話も出ていますが、その中でマツダのエンジニアはロードスターを継続させること、電動化されようとも(これは避けられない)軽量性を失わないことを示唆しており、ロードスターをロードスターたらしめる要素を犠牲にすることはないという考え方を述べています。

実際のところ、アイコニックSPは、車体重量1,450kgという”EVにしては軽い”数値を誇っており、これがマツダのエンジニアが導き出した、未来の社会がスポーツカーに求める要件への回答なのだと思われます。

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参照:MAZDA

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