1985年の東京モーターショーにて発表されたマツダのコンセプトカー「MX-3」。
315馬力のトリプルロータリーターボ、4速オートマティック・トランスミッション、4WD、4輪操舵を持つ未来的な車となっています。
まるで三菱やスバルが作りそうな車ですが、まさかこういった車をマツダが作るとは、という感じですね。
それは室内にしても同じで、航空機風のハンドル、デジタルダッシュボード、ヘッドアップディスプレイがマツダらしからぬ雰囲気。
なお4WDシステムは電気式のトルクスプリットであり、アテーサ4WDを持つR32GT-Rが1989年の発表であったことを考えると、このMX-3は「かなり進んでいた」と言えます。
パフォーマンスに関しては最高時速290キロ(理論値であり未テスト)、0-100キロ加速は4.7秒、とのこと。
もちろん実際に市販に移されることはありませんでしたが、「高級グランツーリスモ」という思想は4代目(ユーノス)コスモに引き継がれているようにも思います(コスモも3ロータリーターボ搭載)。
VIA:Motor1