>三菱(MITSUBISHI) ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

新型三菱アウトランダー完全リーク!やはり日産とのパーツ/デザイン共有性が増しているようだ

新型三菱アウトランダーのリーク

| この新型三菱アウトランダーの画像は「匿名の情報源」からのリーク。おそらく内部から? |

さて、フルモデルチェンジを迎える三菱アウトランダー。

少し前には偽装付きにてテストを行うプロトタイプが目撃されていますが、今回はAllcarnewsにて偽装なしの新型アウトランダーの姿が紹介されています。

「匿名の」情報元から提供のあった画像だそうですが、三菱固有のダイナミックシールド顔、そしてスプリットLEDが三菱らしさを主張し、かつ斬新な雰囲気を醸し出しているようですね。

参考新型三菱アウトランダーの試作車が目撃!デリカD:5似のフロントを持つも「新型エクスレイル」との共通点も。もしや日産と共同開発か

| 論理的に考えると共同開発と考えるのが妥当 | フルモデルチェンジ版となる新型三菱アウトランダーのプロトタイプが目撃に。現行モデルは2012年登場なので、日本車にしてはけっこう長い間継続生産されてい ...

続きを見る

三菱は日産色を強める?

前回目撃されたプロトタイプに加え、今回のリーク画像を見て思うのが「三菱はますます日産色を強める」ということ。

ちなみにこちらは新型ローグ(エクストレイル)ですが、今回リークのあった新型アウトランダーはこれと同じドアミラーを有している模様(エクリプスクロスやエキスパンダーも同様ですが)。※比較しやすいように反転させている

50008507748_02a682cec3_c

そしてグリルこそ「ダイナミックシールド」「Vモーション」という差異はあれど、ヘッドライトの位置や形状もよく似ていて、つまり三菱のデザインが「(これもエクリプスクロス同様に)日産に寄せられているんじゃないか」ということも考えることができます。

三菱と日産の役割は今後「明確に分化」

現在三菱がルノー=日産傘下にあるのは御存知の通りですが、アライアンス挙げての再建プランを見てみると、それぞれのブランドの役割が明確に分けられていて、地域や技術においては「リーダー」と「フォロワー」とに分けられています。

たとえば欧州だとルノーがリーダーとなり、日産や三菱はルノーと争うような車種展開を行うことを避け、ルノーと共同して「他者のシェアを食う」ための活動をしてゆくということになりますね。

そしてASEAN・オセアニアについては三菱がリーダーとなりますが、これは三菱の4WD車が彼の地において非常に高い支持を受けているため。

技術に関してだと、エレクトリック技術、運転支援技術について日産がリーダーを務めてそのほかのブランドは日産の開発した技術を活用し、PHEV技術に関しては三菱が同じようにリーダーを務めると言われています。

日産がウワサどおり「新再建プラン」発表!ルノー/三菱との取り組みを強化し、これまで以上に共有化推進。開発には車種・分野ごとにリーダーを決めて「競争しない」

| 実際にどこまで「貫けるか」は各社の覚悟と本気度にかかっている | さて、日産自動車が、先日よりウワサされていた「今後の取り組み」を発表。事前にリークされていた内容とほぼ同じであり、改めて内部から情 ...

続きを見る

ただ、現在でも(少し前から)日産と三菱ではいくつかの共通パーツや意匠が見られることからすると、報じられない範囲にて、少しづつこの「リーダー」「フォロワー」という関係が構築されており、経営の効率化が図られていたのでしょうね。

さらに言うと、日産と三菱はデザイン的方向性を近づけることによって「自動車市場における、(共通する顔を持った)両者の比率」と高めることにより、同時にその(アライアンスとしての)プレゼンスも向上させたいのかもしれません。

129647587_3509993269076460_1341856118702389395_o

新型アウトランダーにかかる期待は大きい

なお、アウトランダーPHEVは欧州において大きなシェアを持つといい(2019年までで、PHEV世界累計販売台数No.1)、三菱としては「絶対に外せないモデルチェンジ」だとも考えられそう。

欧州においてはガソリンエンジン単体で走るクルマが禁じられる傾向が加速しており、さらに「ハイブリッドよりもPHEV」が好まれる傾向が強くなってきていると言われ(欧州における2019年の電動化車両の販売比率は11.9%で、そのうち36%がハイブリッド、29%がPHEV、35%がピュアEVとなっていて、このうちPHEVとEVの比率が高くなってゆくだろうと予測されている)、ここで存在感を失うことはできないのかもしれません。

新型アウトランダーについては、2.4リッター4気筒ハイブリッド、PHEV(EVモードでの走行可能距離は70kmへ。現行モデルはWLTCサイクルで57.6km)、そしてローグに搭載される2.4リッター4気筒+CVTが用意される、とも見られているようですね。

インテリアについては、インフォテイメントシステム含め、その多くを新型ローグから譲り受ける、とも言われています。

合わせて読みたい、関連投稿

パジェロ生産終了を決めた三菱!「Small but Beautiful」再建プランを打ち出し、強みに特化した新型車11種を発売予定

| 日産のように「新型車の開発凍結」ではなく前に進むのはいいことだ | つい先日、「パジェロ生産工場を閉鎖し、国内向けに加えて海外向けパジェロの生産を終了させる」と発表した三菱自動車。しかし今回、「S ...

続きを見る

新型日産エクストレイル(ローグ)発表!内外装ともに「洗練」「高級化」され、室内空間と装備はライバルを凌駕

| おそらくは徹底的にライバルを研究した成果か。日産の新時代が幕をあける | 日産が予告通り、フルモデルチェンジ版となる新型ローグ(日本ではエクストレイル)を発表。従来型ローグは北米市場では「三番目に ...

続きを見る

なぜ日本で売らないッ!?三菱が人気モデル「エクスパンダー」にアウトドア風味をプラスしたエクスパンダークロス発表!現地価格208万円ナリ

| どう考えても日本で売れそうな要件を満たしているように思えるが | 三菱が、タイやインドネシアで大人気のミニバン「エクスパンダー(Xpander)」をワイルド風味に仕立て上げた「エクスパンダークロス ...

続きを見る

参照:Allcarnews

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->三菱(MITSUBISHI), ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , , ,