| マクラーレン・スピードテールは”マクラーレン中、もっとも価値がある”と見られているようだ |
さて、先日はドバイにて「サビ風」マクラーレン・スピードテールが売りに出されたことをお伝えしましたが、今回はイギリスからさらに2台の売り物が登場しています。
なお、マクラーレン・スピードテールは106台のみが限定生産されたハイパーカーで、P1やセナとは異なり、「サーキット志向ではなく、最高速ツアラー」としての性格を持っています。
加えて、センターシートレイアウトを持つという「マクラーレンF1直系」としてのポジションが高く評されるクルマでもあり、マクラーレンの一連の”アルティメット”シリーズの中ではもっとも高いプレミアを誇るようですね。
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1台目は「バートンブルー」
そして今回売りに出されている一台目のスピードテールにつき、この美しいボディカラーは「バートンブルー」。
さらにフロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、ホイール外周にはレッドのハイライトが入ります。
ホイールのエアロカバーはクリア仕上げの「エクスポーズドカーボン」。
ウインドウの下回りにはシルバーのトリムが入ります。
フロントスプリッター、サイドステップ、リアディフューザーもエクスポーズド・カーボンファイバー。
インテリアはホワイトにブルー。
なお、この個体は106台のうちの「61番目」とのこと。
2020年9月に納車されたばかりの個体で走行距離はわずか1,480キロ、そして相当なコストがカスタムにかけられているほか、トパーズ・ディティーリングによるプロテクションフィルムの施工がなされており、オーナーとしてもかなりの思い入れがあり、かつ大事にしていた個体だと思われます。
それにもかかわらず短期間で売りに出された理由はナゾですが、やはり「サルーン並みの長いボディ」や、「日常使いが難しいセンターシート」といったところが”想像より遥かに”負担だったのかもしれません。
なお、内外装はユニオンジャックのカラーそしてアメリカ国旗っぽいカラーでもあり、3億8000万円という価格にもかかわらず、けっこう早く売れてしまいそうです。
2台めのボディカラーは「グラデーション」
そして2台めのマクラーレン・スピードテールのシリアルナンバーは「8」。
やはり2020年の納車ですが、走行距離はわずか563キロとさらに短くなっており、前出の個体よりもちょっと高めの4億円という値付けがなされています。
ボディカラーはボルケーノレッドにネレロレッドの「グラデーション仕上げ」。
ボディのアンダーパーツはクリアレッド仕上げのカーボン製です。
単純に「ボディの前と後ろとで色が変わる」のではなく、窪んでいる部分にもグラデーションを入れるなど、相当に凝ったペイントを持つことがわかりますね。
ホイールカバーもクリアレッド仕上げのカーボン製。
リアから見ると(濃いレッドにペイントされているので)フロントとはまた異なる印象。
ルーフからリアのエンジンフードにかけては「ブラックからレッド」へと変化しているようです。
インテリアはブラック、そしてネレロレッドのヌバック仕上げ(ヌバックは表革を毛羽立たせたもので、スウェードともアルカンターラとも異なる)。
付属の工具はスナップオンのチタン製(金メッキ仕上げ)。
「SPEEDTAIL」の刻印、そして車両のシリアルナンバーである「8」が刻まれるという特別仕様です。
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