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【動画】R32 GT-Rの相場は北米で1000万円近くへ、しかし日本だと200万円台から?北米にて個人輸入したユーザーがレビュー公開

2019/04/27

80スープラに比較すると価格上昇はゆるやか。むしろスープラの価格上昇が異常?

日本ではまだ比較的目にする機会の多いR32「スカイライン」GT-Rですが、北米においては超レアカー扱い。
これは当時正規輸入がなされていなかったためで、よって「25年ルール」によって解禁された後にようやく北米に入るようになったことが理由です。

正規輸入がなかったのは、「直6エンジン」に起因して左ハンドル化が難しく、それを行ったところで「コストを回収できるだけの販売台数を見込めない」という判断から。

そして25年ルールとは、「アメリカ国内において、新車販売がなされなかったクルマは、新車発売後25年間はアメリカに輸入できない」というもの。
日産GT-Rの発売は1989年なので、25年が経過した2014年からアメリカへと輸入することが可能となっています。

なお北米だとR32 GT-Rの相場はもうじき1000万円に届こうというところですが、日本だと200万円台から入手でき、かなり「内外価格差」があるようですね。

R32世代のGT-Rはこんなクルマだった

そんな中、北米のユーチューバーがGT-Rを輸入してそのレビューを公開。
R32GT-Rとはどういったクルマなのかを改めて見てみましょう。

日産(R32)GT-Rは1989年に発表されていますが、これは当時「自主規制枠」として各メーカーが守っていた280馬力の上限にまで出力を向上させたクルマ。

加えてトルクスプリット4WD「アテーサE-TS」、4輪操舵システム「スーパーハイキャス」、専用設計エンジン「RB26DETT」を搭載したことが話題。

とくにアテーサE-TSはそのちょっと前にポルシェ959に搭載されたものとよく似たシステムであり、しかしポルシェが「複雑かつ高価すぎて市販できない」としたものを、日産はその1/10の価格以下で実現したということになります。※後にこの開発チームはホンダに引き抜かれ、SH-AWDとしてホンダが実用化したと言われる

エンジンの「2.6L」という排気量は、当時のグループA規定にあわせたため。
つまりR32 GT-Rはレース参戦を目的に開発され、「勝つために」投入された車だということですね。

実際にレースにおけるGT-Rの活躍は凄まじく、それまでの主役であったフォード・シエラRS500を一瞬で「時代遅れ」にし、その圧倒的な強さからニュージーランドのカーメディア「オートマガジン」がGT-Rを指して”ゴジラ”と表現。
これが現代まで続く「GT-R=ゴジラ」の起源だとされています。

今回動画に登場するGT-Rは、もちろん日本から輸入されたものなので「右ハンドル」。
そしてチューンも日本で行われたと見え、随所に日本っぽいパーツも散見されます。
たとえばホイールは「エンケイ」製ですね。

マフラーは大口径。
このマフラー形状や「砲弾型」というのは欧米ではほぼ見られず、「日本特有」とも言えそうです。

そして動画では実際にドライブ。

こちらが実際にGT-R(R32)を紹介する動画、そして運転してみた動画。

R33世代のGT-Rをベースとしたコンプリートカー「R400」、そしてR34 GT-Rベースの「Z-TUNE」。
R400はニスモが製作したもので限定台数は55台のみ、エンジンにはRB26DETTを改造した「RB-X GT2(400PS)」が搭載されています。
Z-TUNEもやはりNISMOが手がけるもので、エンジンは「RB26DETT改」、出力は500PS、限定台数は20台のみ。

こちらはおなじみ解説系ユーチューバー、ダグ・デムーロ氏によるR34 GT-Rの紹介。

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