| 本来であれば「25年ルール」対象とならないR34スカイラインGT-Rだが、特別ルールで輸入できるようだ |
そして25年ルール対象となる3年後にはさらなる相場上昇が見込まれる
さて、R34 GT-Rは「スカイラインの名を持つ最後のGT-Rである」「ポール・ウォーカーがワイルド・スピード劇中でドライブした」ことからアメリカでも非常に高い人気を誇るモデルです。
そして今回アメリカの中古車売買サイト、ブリング・ア・トレーラー(トレーラーを以って行き取りに来いという意味なのだと思う)にR34 GT-RV-Specが出品され、価格が異常な値上がりを見せているとして話題に。
本来であればR34 スカイラインGT-Rはアメリカでは登録できないはずだが
アメリカには「25年ルール」なる妙な規制があり、これは「アメリカで新車販売がなされなかったクルマについて、販売から25年を過ぎるまではアメリカに輸入してはならぬ」というもの。
たとえば、今は2021年なので、1996年より前に発売されたクルマでないとアメリカの地を踏めない、ということになります。
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そしてR34スカイラインGT-Rは1999年から2002年までの販売なので、本来であれば「あと3年」待たないとアメリカには輸入できないわけですね。
ただしこれには例外があるようで、NHTSA(=national highway traffic safety administration / 米国運輸省道路交通安全局)が一定の要件(希少性など)を認めた場合、「Show or Display」なるプログラム対象になるといい、このR34スカイラインGT-Rはまさにその対象ということで、合法にアメリカで登録・走行ができるとのこと。
これは「ショー用の展示という名目で」特別に”本来アメリカでは登録できない”希少車を輸入・登録できるものだとされ、マクラーレン・スピードテールもこの対象になると言われています(アメリカではサイドカメラが許可されていないので、スピードテールは本来は輸入できない)。
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つまりこのR34 GT-Rは「ショー用」という名目での輸入と登録が可能になったということですが、「年間で走行距離を2,500kmに制限される」などの縛りがあり、しかしこの貴重なクルマを年間2,500km以上走らせるオーナーはいないかもしれません。
このR34 スカイラインGT-R V-Specの走行距離は64,000km
このR34 GT-R V-Specの走行距離は63,954kmを数えており、つまり「けっこう走っている」個体です。
さらにはV-Spec IIでもV-Spec II Nurでもない普通の「V-Spec」であるにもかかわらず、現在の入札価格は253,000ドル(約2700万円)を超えており、アメリカでのGT-R人気の「異常さ」もわかりますね。※25年ルール対象になると、一気に相場が上がるということも予想でき、いまの段階で仕込んで置こうという人も多いのかも
なお、ボディカラーはミッドナイトパープルIIで、R34スカイラインGT-Rでは300台のみがこのボディカラーを持つと言われます。
キーシリンダーや園周辺にはほとんど傷がないようですね。
ホイールはR34 GT-Rから18インチ化されていますが、一部では「接地面積が変わっておらず、重量が増えただけ」という批判があがったことも。
エンジンはもちろんRB26DETT。
ただ、R32時代から同じ金型を使用しているため、「R34世代では金型が甘くなっている」と言われたこともあるようです(実際にはちゃんと金型もメンテされているはずなので、これは単なるウワサだと思う)。
ちなみにカタログも付属する模様。
このR34 スカイラインGT-Rのインテリアはこうなっている
インテリアにつき、画像を見る限りでは64,000キロも走っているということが信じられないほどのコンディションを持つようです。
シートもかなり状態良好のように見えます。
おそらくは日本から車体と一緒に輸出されたと思われる「ワイドルームミラー」装着済み。
シフトレバーもかなり美しい状態です。
今回販売中のR34スカイラインGT-Rを紹介する動画はこちら
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