| たしかに希少な車であることは理解できるが、いくらなんでもこの価格は高すぎるようだ |
なお、日本仕様の993世代911カレラ4は他の国とは異なり3.8リッターエンジンを搭載
さて、先日よりビンゴスポーツがヤフオク!にて開始した「新車未登録コレクション」。
今回はなんと「未登録の」993型ポルシェ911カレラ4がオークションに登場しています。
出品時の説明によると、この個体は「ポルシェの正規ディーラーを運営していた東北三菱自動車販売が未登録の状態で保管していた1台」「75台のみが生産されたと言われる、日本仕様のカレラ4」「後期型(M64/21S)3.8Lエンジンを搭載した日本限定仕様」「走行距離はわずかに196km」「点検整備記録簿の「納車点検整備」のページは未記載の状態」とあり、まさに奇跡の一台だと言って良さそう。
ちなみに価格の方も驚きの「3000万円」という設定です。
もともとは同社社長が引退後に乗るために保管していた個体だが
これも出品時の説明によれば、この993は当時ポルシェの正規ディーラーを展開していた東北三菱自動車販売の先代社長が「引退後に自分で乗る」ために仕入れたのちに保管していた個体だそうで、しかし引退前に他界してしまい、その後もずっと保管されていた、とのこと。
そして「日本仕様のカレラ4」は非常に特別な存在だそうで、というのも日本仕様のカレラ4のみ、排気量3.8リッターのフラットシックスが積まれていたため(他地域では、カレラ2と同じ3.6リッター)。
その生産台数は75台にとどまり、カレラRSの1,104代よりも圧倒的に少なく、993のバリエーションでは「もっとも稀少」だとされています。
ボディカラーはアークティックシルバーメタリック、インテリアはブラックレザー、シルバーキャリパー、シルバーエンブレム、フロント・クリアウインカーレンズといったカレラ4専用装備の他、メーカーオプションとしてカレラSパワーキット(X51)、17インチ・カップホイール(専用センターキャップ付き)、リヤウインドウ・ワイパー、リトロニックヘッドライト等が装備れているようですね。
なお、あまりに高額なためか現在の入札はゼロ。
稀少なポルシェ911スピードスター(997)も連番で登場
そして同時に出品されているのが997世代の911スピードスター。
こちらも国内未登録の新車扱いとなり、ボディカラーは911スピードスター専用色の「ピュアブルー」。
驚くべきことに走行距離はわずか2kmとなっており、文字通りの「新車」ですね。
テールパイプは「ブラック」。
この時代にはテールパイプをブラック化するオプションが(通常モデルには)なく、よってぼくは当時乗っていた997については自分でテールパイプをブラックに塗ったことを思い出します(この頃はブラックアクセントという流行がなく、皆に不思議がられた。一旦外すと元に戻しにくかったな・・・)。
シリアルナンバーは限定356台のうち「354」。
シートサイドはブルー、そして座面にはチェッカーパターン。
ホワイトのポルシェ911スピードスターは「353」番
そしてもう一台売りに出されている911スピードスターのシリアルは「353番」で、つまりピュアブルーの前に生産された個体ということですね。
仕様としてはまったくの「色違い」で、こちらのボディカラーは「定番」のキャララホワイト。
走行距離はわずか3km、こちらもピュアブルーの個体同様に新車時に並行輸入された個体です。
価格はピュアブルーともども5000万円に設定され、入札は「ゼロ」。
その他にはこんな車両も出品中
ビンゴスポーツではこれらの他にも起床な車輌を出品しており、こちらはS15シルビアのワイドボディカスタム。
370万円で出品され、1件のみ入札が入っています。
こちらは走行距離わずか10kmという、2002年モデルの日産スカイラインGT-R V-SPEC II Nur(BNR34)。
「700台と言われるV SPEC II Nurの中の1台」、そして走行距離はわずかに10kmという、こちらも驚愕の個体です。
出品価格は5000万円、そしてあまりに高すぎるのか入札はゼロ。
たしかに非常に価値が高いことはわかるものの、あまりに値付けが高かったり、そのために流札を繰り返すと、逆に評判を下げる可能性もありそうですね。