| 新型フェアレディZはちょうどいい時期に発売できたと思う。もうちょっと遅くなれば販売機会が失われていた |
全世界で大きな盛り上がりを見せているが、その実売数には興味が集まる
さて、先日はカナダにおけるホンダ・シビック・タイプRを販売できるディーラーの条件がリークされましたが、今回はアメリカにて「新型フェアレディZを販売できるディーラーの条件」が流出することに。
これによると、「”スポーツ”と”パフォーマンス”グレードについては、2018年1月から2020年12月の間に370Zを販売したことがあるディーラーにしか回さない。ただし(一定期間経過後に)いずれのディーラーも最低1台は割当を得られる」「2018年1月から2020年12月の間に10台以上の370Zを販売したことがあるディーラーは、”スポーツ”と”パフォーマンス”グレードに加え”プロト”スペックを1台販売できる」「2018年1月から2020年12月の間に10台以上の370Zを販売したことがあるディーラーは、”スポーツ”と”パフォーマンス”グレードに加え”プロト”スペックを2台販売できる」「フェアレディZプロトスペックは240台に限定される」「新型フェアレディZの発売は2022年8月、まずはプロトスペック、その後にパフォーマンスとスポーツグレードが続く」「全グレードの販売が開始され90日が経過した後、通常の割当方法へと戻す(ただしその内容は不明)」というもの。
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このリーク情報はディーラー従業員から
なお、このリークはディーラーに配布された書類を撮影した画像とともにディーラー従業員を名乗る人物がアップしたもので、この内容は比較的信憑性が高いと言われています。
ちなみにフェアレディZはアメリカ市場において2019年に2,384台を販売しているそうですが、そのディーラー数はちょっと不明(調べても出てこない)。
ただし日本国内のディーラー数は2,100なので、アメリカ市場では日本の3.6倍の日産車が売れていることを考慮すると(北米では年間1447万台、日本では402万台)2,100掛ける3.6で7,560件ほどのディーラーが存在する可能性がありそうです(ただしアメリカは人口密度が日本よりも低いので、この計算はちょっと乱暴ではある)。
いずれにせよ、該当期間中に370Zを販売したことがない日産ディーラーの数は少なくないものと思われ、よって新型フェアレディZプロトスペックを販売できるディーラーはかなり限られるということになりそうです(最低でも240件よりは少ない)。
日本での新型フェアレディZの販売はどうなる?
なお、日本だと新型フェアレディZ「Proto Spec」は北米と同じ240台に限定して販売され、こちらは2月7日〜3月24日までの間に購入申込みを行い、(たぶん)厳正なる抽選が行われ、1万件とも言われる申込みの中から幸運な購入者が選ばれています。
よって日本だとディーラーの販売実績に連動して台数が割り当てられるわけではなく、消費者の側に立った販売方法が取られていると言って良さそうですね。
ちなみにProto Spec以外のフェアレディZつまり「フェアレディZ」「フェアレディZ バージョンS」「フェアレディZ バージョンT」「フェアレディZ バージョンST」については、とくに購入方法についてなんらかのアナウンスが行われておらず、よって「普通にどのディーラーでも購入できる」と考えて良さそうではあるものの、2022年モデルについてはすでに予定生産分を完売しているという話もあるので(ただしその台数は不明)、今注文しても納車は2023年以降だということに。
ちょっと前まではスポーツカーにとって冬の時代ではありましたが、直近では「もう二度とガソリエンジン搭載のスポーツカーに乗ることができない」「しかもマニュアル・トランスミッションを選ぶことができるクルマが少ない」ことからMTを選択できるスポーツカーの人気が上昇しており、よって新型フェアレディZは「かなりいい時」に発売がなされたんじゃないかとも考えています。
価格はけっこう高めではあるものの、レトロデザインを採用したことで(比較的お金に余裕がある)中高年層が購入する可能性も高く、その価格設定も販売の足かせにはならないかもしれませんね。
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参照:Carbuzz