>日産/インフィニティ(Infiniti)

「テラノ」がPHEVで復活。日産が北京にてコンセプトカーとして「アーバンSUV PHEV」と同時公開。やはり新体制となった日産の本気はスゴかった

日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(テラノPHEV)、フロント

Image:Nissan

| 日産は「心動かす」ハートビートなるモデル群の発売に言及していたが |

まさかここで「テラノ」の名が復活しようとは

日産自動車が2026年4月24日に開幕した北京モーターショー2026において、新エネルギー車(NEV)の新型コンセプトカー2台を世界初公開。

伝説の名車「テラノ」の名を冠したPHEV、そしてNX8のスマートなイメージを継承したアーバンSUV PHEVコンセプトが登場し、そしてなんと「実際に市販されること」にも言及されています。

記事の要約

  • 伝説の復活: 往年の人気SUV「テラノ」が最新PHEVコンセプトとして再降臨
  • 若層ターゲット: 都市生活に最適化した「アーバンSUV PHEVコンセプト」を同時公開
  • 1年以内に市販へ: 公開された2台は構想に留まらず、1年以内の量産モデル公開を明言
  • 中国市場への攻勢: 2030年度までに中国での販売台数年間100万台を目指す戦略の一環
日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(テラノPHEV、アーバンSUV PHEV)とNX8

Image:Nissan


日産の逆襲が始まる。北京で示された「知能化」と「電動化」の未来

日産が北京モーターショー2026で掲げた新ビジョンは、「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」。

イヴァン・エスピノーサ社長は中国を日本・米国と並ぶ最重要市場と位置づけ、急速に進化する中国のNEV(新エネルギー車)市場において圧倒的なスピード感で新車を投入していく姿勢を強調しており、今回発表された2台のSUVはその中核を担う重要なマイルストーンとなる、と説明されています。

注目モデル:復活のテラノと都市型SUV

今回公開されたのは、性格の異なる2台のプラグインハイブリッド(PHEV)SUVで・・・。

1. テラノPHEVコンセプト (Terrano PHEV Concept)

多くのファンが待ち望んでいた「テラノ」の名が復活決定。

  • コンセプト: 日産が培ってきたオフロード性能の継承と、最新電動化技術の融合
  • 特徴: タフな外観に最新のPHEVシステムを搭載し、平日の都市部での通勤と週末のアウトドア走破性を高い次元で両立させる
日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(テラノPHEV)、サイド

Image:Nissan

2. アーバンSUV PHEVコンセプト (Urban SUV PHEV Concept)

中国の若い世代のライフスタイルを徹底的に分析して開発されたモデルだとされ、たしかに中国市場で好まれる「ツルっとした外観」に加え、「細長く、ボディにインテグレートされたLEDランプ」が特徴的。

  • コンセプト: デジタルネイティブに向けた先進のデザインとインテリジェンス
  • 特徴: すでに発表されている「NX8」のデザイン要素を取り入れ、都市部での取り回しやすさと、先進的なコネクテッド機能を備える
日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(アーバンSUV PHEV)走行風景、フロント

Image:Nissan

1年以内に量産化。日産NEVラインナップの全貌

今回、イヴァン・エスピノーサ社長は「これら2台は決して構想段階ではない」と断言。

具体的に「今後1年以内に量産モデルを公開する予定」だとも述べていますが、これらは先日投入された「NX8」とともに、日産の新エネルギーSUVシリーズを構成することに。

東風日産乗用車公司「NX8」~テールランプ
日産が中国にて中国市場特化型EV「NX8」を発売、発売開始後30分で8,400台が売れる。快適性と広いグラスエリアが大きな特徴、日本で販売しても人気化しそう

Image:東風日産乗用車公司 | 中国で展開するNシリーズ第三弾、そして初のミニバンである | 中国と日本とは「クルマの好みが一部近く」、よってこのNX8も受け入れられそう 中国における日産と東風汽 ...

続きを見る

なお、日産は先日発表した「長期ビジョン」において、「それほど利益にならなくても、日産ブランドを愛するファンを獲得するために必要な製品群=ハートビートモデル」を投入してゆく意向を表明していますが、このテラノPHEVもまた「ハートビート」に属する一台なのだと思われます。

日産GT-R 50 バイ イタルデザインのテールランプ
いま日産に何が起きているのか?「不健全な経営」から「ファンが待ち望んでいた自動車メーカー」へ。「合理性」から「非合理性」へのシフトとは

| 日産はイヴァン・エスピノーザCEOのもと、新しい計画とともに新次元へと向かう | 何よりも「心躍る」クルマの開発にシフトしたことは高く評価したい さて、日産が2026年4月に長期ビジョンを発表して ...

続きを見る

日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(テラノPHEV)、リア

Image:Nissan

公開されたコンセプトカーのスペック概要

項目テラノPHEVコンセプトアーバンSUV PHEVコンセプト
パワートレーンプラグインハイブリッド (PHEV)プラグインハイブリッド (PHEV)
ターゲットアウトドア志向のファミリー/カップル都市部の若年層・デジタル世代
主な特徴4×4性能、タフな外装、最新PHEV洗練されたデザイン、スマート技術
市販予定1年以内に量産モデル発表予定1年以内に量産モデル発表予定
日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(アーバンSUV PHEV)走行風景、リア

Image:Nissan

日産 新型ジュークEVのフロント(グリーン)
本当にこれを市販するとは信じられない。日産が欧州で新型ジュークEV発表、文字通りの「異次元デザイン」に世界が震撼、なぜ日産はこのデザインを採用したのか

Image:Nissan | これまでの「ジュークらしくはない」のが新型ジュークではあるが | 「奇抜なのがジュークらしさ」と考えるならば、新型ジュークはこれ以上なくジュークらしいクルマである 日産が ...

続きを見る

結論:日産が描く「中国発」のグローバルイノベーション

今回日産が見せたのは、これまでの新車発表とは全く異なる「確固たる決意」であり、中国を「グローバルなイノベーションと輸出のハブ」と位置づけ、ここで磨かれた技術を世界へ展開していくという強い意志。

「テラノ」という信頼あるブランドの復活は既存ファンを喜ばせるだけでなく、最新のPHEV技術によって新しい顧客層を惹きつけることは間違いなく、日産の「電動化への本気度」が、いよいよ具体的な形となって走り出そうとしています。

日産の長期ビジョン説明会にて提示された新型スカイラインのティーザー画像
日産が次世代「新型スカイライン」を公式に予告。丸目4灯テールで復活、これからの日産は「魂を揺さぶる」クルマづくりに

Image:NISSAN | 日産がついにスカイラインに付いて「具体的に言及、近日中に追加情報が公開に | おそらくは「レトロモダン」なフェアレディZと同様の路線へ 日本のモータースポーツ史を象徴する ...

続きを見る

日産が中国・北京モーターショーにて公開するコンセプトカー(アーバンSUV PHEV)走行風景、サイド

Image:Nissan


新たな知見:なぜ今、中国で「PHEV」なのか?

現在、中国市場ではBEV(純電気自動車)の普及が進む一方、充電インフラへの不安や航続距離の観点から「PHEV(プラグインハイブリッド)」の需要が再燃中。

日産が今回、あえて2台ともPHEVとして発表した背景には、ユーザーの現実的な利便性を最優先し、確実にシェアを奪還しようとする現実的かつ強力な戦略を見て取ることができ、こういった「いち早くトレンドを製品に反映させる」姿勢もまた、これまでの日産には見られなかったところだと解釈しています。

中国自動車業界に異変発生。「PHEVがガソリン車よりも安く売られ」EVより大きく成長する可能性も。さらにEVの安売りも加速し「ほとんどの新興EV企業が値引き戦略を採用」
中国自動車業界に異変発生。「PHEVがガソリン車よりも安く売られ」EVより大きく成長する可能性も。さらにEVの安売りも加速し「ほとんどの新興EV企業が値引き戦略を採用」

NETA | 2024年、はやくも中国の自動車市場は再編の時を迎えるだろう | すでに生き残りをかけた熾烈な競争が始まっている さて、中国にてPHEVの値下げ競争が激化し、もはや「ガソリン車よりも安く ...

続きを見る

あわせて読みたい、日産関連投稿

日産の長期ビジョン説明会にて提示された新型スカイラインのティーザー画像
日産が次世代「新型スカイライン」を公式に予告。丸目4灯テールで復活、これからの日産は「魂を揺さぶる」クルマづくりに

Image:NISSAN | 日産がついにスカイラインに付いて「具体的に言及、近日中に追加情報が公開に | おそらくは「レトロモダン」なフェアレディZと同様の路線へ 日本のモータースポーツ史を象徴する ...

続きを見る

日産スカイラインのティーザー画像
スカイラインだけじゃない?日産CEOが「新型シルビア」復活に言及、次期R36 GT-Rについても「必ず出す」と力強く語る

| もともと現日産CEOはシルビアの復活について肯定的な意見を持っていたが | ファン待望の「シルビア」が日産再建の象徴になる? 日産は昨日「長期ビジョン」を発表しスカイラインの復活を宣言していますが ...

続きを見る

日産が公開した新型エクステラ(Xterra)のティーザー画像(フロント)
伝説の名車、テラノの血を引く「エクステラ」が復活決定。「魂を揺さぶる」かつての日産がもどってくる。ラダーフレーム採用、ランドクルーザー250を迎え撃つ本格オフローダーへ

Image:Nissan | 日産は「魂を揺さぶる」クルマの投入をついに開始 | 日本への導入もぜひ行ってほしいところである かつて日本で人気を博した「テラノ」の血統を引く本格SUVとして北米市場へ導 ...

続きを見る

参照:Nissan

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->日産/インフィニティ(Infiniti)
-, , ,